子供のころ、母方の祖母とよく交流がありました

私は彼女にとって最後の孫で、いつまでも可愛がってもらいました

うちによくお泊りもしていたので、一緒に寝たり

でもまぁ、今になって思うと
一日中孫の相手ってのも疲れるだろうなぁと思うんですよね

ある夜。
私「ねえねえおばあちゃんお話して!」
祖母「お話?桃太郎も金太郎もお話ししたし、もうなんの話もないねえ」
私「じゃあ、おばあちゃんが作ったお話して!!」
何その無茶ブリは

とっとと寝なさいよ

おばあちゃんの創作物語はじまりはじまり~
あるところに、まゆみちゃんという女の子とたけしくんという男の子がいました。
あるとき二人は外で遊んでいて、
高ーい木を見つけました。
たけし「わーい、登ろう」
まゆみ「危ないわよ?」
たけしはまゆみの忠告も聞かず、木に登りはじめました
どんどん高く上っていきます。
まゆみ「そろそろ下りて来たら~?危ないわよ~!」
たけし「大丈夫~!!」
たけしはもう姿も見えないほど高く登っています
まゆみ「もう。しーらないっと」
まゆみは呆れて帰ってしまいました。
一方たけしは、とんでもなく自分が高いところにいることに気づき、
あわてて助けを呼び始めまして
たけし「お~い!誰か助けてくれー!」
日の暮れてきた町に、たけしの呼ぶ声がさみしく響きました。
~THE END~
ちょっとちょっと!
ジエンドじゃないよおばあちゃーん!
さすがに子供の私も驚いて聞き返しました
私「え?そのあとはどうなったの?」
祖母「そのあとはない。お話は終わり。」
~消灯~
ええー!!
まゆみ、冷淡すぎるだろ
そしてたけしも若干アホすぎる
私、念のためこのお話に元ネタがあるのか調べましたけど、
私の調べでは元ネタありませんでした…(でしょうね)
完全におばあちゃんの創作。
おばあちゃん、いい加減疲れたんだろうなぁ
一日孫の相手してやっと終わる時に創作物語話せとかどんな拷問
そりゃ鬱物語も飛び出すわなぁ…
さっさと寝ないとお話お見舞いすんぞ
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