日本の人口が圧倒的に減少していく事実をグラフで見て来ました。それでは一般的には労働力人口不足に対する方策は、どのように考えられてるかを見てみましょう。大きくは下記の四つです。

1.少子化対策

2.出産･育児で職場を離れる30～40代女性の活用

3.高齢者の活用

4.外国人材の受け入れ

また、2025年から2050年にかけて山梨県に匹敵する80万人の人口が毎年減って行く中で、当然のことながら私たちの目の前の消費者がどんどん減って行きます。

2020年の東京オリンピック以降のビジネスイメージはどのようにお持ちでしょうか。

1.今のまま仕事が拡張できる

2.他の業種とのイノベーションを図る

3.今は無い仕事を創出する

4.違う業種へ転換する

既に上記いずれかの方策を取るべく動かれているとは思いますが、まだの場合は取組み始める必要が有るかもしれません。

日本政策金融公庫総合研究所によると、成功した企業の多くが取っている、マーケティングにおける基本戦略は、大きく分けて二つです。

①顧客ニーズが絞りまれ、かつ自社の優位性を発揮できる市場を選択する（ターゲット市場の選択）≒カテゴリー特化

②自社の製品・サービスをターゲット市場と適合させるとともに、その他の手段（価格・販売促進・流通）によってその適合性を強化する（マーケティング・ミックス）≒イノベーション

上記①か②の戦略をとっています。

そして、人口減少時代における新市場開拓のポイントは大きく下記の三つです。

1.医療・介護など、人口減少時代だからこそ拡大する市場

2.多くの人が集まっていく首都圏市場か海外市場

3.競合が少なく、安定した需要が見込める未開拓市場

新市場の開拓に臨む日本の中小企業や個人事業主は、自社の経営資源等を考えながら、いずれの方向性を選ぶ必要があります。

さて、どこにターゲットを定めていますか？　　　　　　　　　　　　　　　

カテゴリー特化とイノベーション（人口減少時に有効なマーケティング策とは）