『ポンコツになった
おもちゃのロビー』
ボクのなまえは、ロビー。
よくある、手足を振って歩くだけのおもちゃだ。
ある日、小さな男の子の家に引き取られ、ロビーと名付けられ家族になった…
毎日、毎日、遊んでくれた男の子。
そんな時、ボクは転んだ…
そのショックで動かなくなった右の手足…
動かなくなった事がショックなのか、泣き喚く男の子。
お父さんは、『新しいを買ってあげるから、泣きやんで』と言うが、『新しいおもちゃは、僕のロビーじゃない』と更に泣き喚く…
そして、お父さんは頑張ってボクを直そうと頑張ってくれた。
直す度に何度も痛く辛い思いをしたボク。
また、男の子の笑顔を見たいために頑張るお父さん。
その甲斐あって、ある程度動ける様になった…
でも、前の様には動かないボク。そう、ポンコツになっちゃったんだ。
ぎこちなく動くボクを見た男の子は、それでも笑いながら遊んでくれた。
男の子も成長して、だんだんとボクと遊ぶ機会が減っていき、ある日ボクは、捨てられた。
何日経っただろう。
ボクは、新しい家族に引き取られた。
前に壊れたせいで、キチンと真っ直ぐ歩けず、腕も大きく振れないままのボク。
そんなボクを笑いながら遊んでくれる新しい男の子。
また、捨てられると思うけど、それまで、新しいの笑顔を見たいボクだった。