左目の角膜白濁で、負担がかかりすぎて視力低下した右目。
ハードコンタクトレンズが体質的に使えなかったので・・・。
レーシックで、視力回復した。
レーシックからもう10年以上経つけれど、視力は1.0くらいで安定していた。
若年性白内障が出て、少しずつ視力低下しているので・・・。
今年中には白内障の手術を受ける、けれど。

去年だったか・・・。
週刊ダイヤモンドに、目にかかるリスクについての特集が出ていた。
白内障とか緑内障とか。
加齢性黄斑変性とか・・・。
そういった目の疾患の最新治療と、それにかかる治療費の紹介があった。

その他に、気になったのが・・・。
レーシックについて。
通常、コンタクトレンズを使用していると、角膜はどうしても少しむくんでいる。
だから、真っ当な眼科のドクターがレーシックを行う場合・・・。
初診で手術をすることはない。
コンタクトを使用しない状況を、最低1週間はおかないと・・・。
角膜のむくみで、正確な度数を決められないから。
私がレーシックを受けたときも、コンタクト非使用者だったけれど・・・。
初診日には問診やその他検査と、手術日を決めるくらいだった。

しかし・・・。
その特集には、日本に何軒か、初診当日にレーシックを行うと・・・。
アンケート回答していた眼科があることが、示されていた。
それを見て、ぞっとするとともに、それまで疑問に思っていたことが、理解できた。

何故、レーシック難民、と呼ばれる、患者さんたちがいるのか?
初診当日に、レーシック手術を行ってしまう、眼科があるからだ、と・・・。
週刊ダイヤモンドの特集で、理解したのだった。

私自身は、角膜移植を引き受けてくれた今の主治医にやってもらっている。
術前の問診や検査も、術後管理も、肌理細やかに指示された。
私の知人は、別の眼科でレーシックを受けたけれど・・・。
私同様、術前の問診や検査を丁寧にしてもらい、何の不安もなく、手術を受けた。
手術から10年以上経過しているけれど、視力良好。
トシとって、老眼始まっちゃった、と嘆いていたけれど。

真っ当な眼科でやってもらえば、良好な結果を得られ、その状態が続く・・・と思う。

だから、これからレーシックを受けよう、と考えているヒトは・・・。
初診当日に即手術してしまうような眼科は、避けるように。

それから・・・。
もし、これをレーシック難民の方が読んでおられたら、その方へ。

レーシック難民に角膜移植を、と希望されている方もいらっしゃるけれど・・・。
角膜移植は、善意のドナーがいらしてこそ、成立する医療。
どこかで、アイバンクにドナー登録していらした方が亡くなって・・・。
角膜が移植用に提供されるのだから。
そのことを忘れないでほしい。

それから、角膜移植を受ければ、それでレーシックを受ける前の・・・。
視力と状態を、回復できる、というものでもない、と思う。

移植手術を受ける際の、球後麻酔が失敗して失明することも稀にある。
手術後に、拒絶反応がヒドく出たり、感染症で失明することさえある。
感染症で失明した場合には、最悪、眼球を摘出することさえある。
移植を受ける前より、状態が悪化することもありえる。
移植手術には、それだけのリスクがあるのだ。
そのことも、覚えていてほしい。

以前にも書いたけれど、医者は選べ。
患者は、賢くあれ。