南イタリア旅行記~13.アマルフィ散策~
翌日起きると、なかなか調子がよかった。朝食を食べに、最上階のテラスに行く。ここはガラス張りになっていて、ドゥーモを見ながら食事ができる、素敵な場所。ボスが「getting better?」と聞くので、「Yes,thank you」とお礼を言った。ボスは本当に陽気な人で、朝食の時にいつも「Capuccino?......Ye~~~~~~s!」と一方的に聞いて、一方的に答える(笑)選択の余地はないんじゃないか?と笑いながら、いつもカプチーノを飲むのが、ここでの習慣になっていた。一応大事をとって、薬を飲んでおとなしく寝ていたが、午後には出かけたくなってきた。まずは目の前のドゥ―モに行き、階段をゆっくり登る。しかし、ドアは開かず、天国の回廊もクローズ。5時になれば開く、という話だが当てにならない。「Because,it’s ITALIA!」居合わせたほかの観光客と笑いあう。階段を下りて、港の方へ向って歩き出した。ドゥーモ横のレモンチェッロ屋さんは、自家製で瓶がとっても可愛い。他のお店も可愛い小物がたくさんあって、見ているだけで楽しかった。(ここはお勧めです★試飲もさせてくれます♪)港へ着くと、桟橋の方へ行き、アマルフィの景色をカメラに収めた。改めて見るとすごい景観だ。山を背後に白い家並みがへばりつき、手前には美しい青い海。右は岬のようになっていて、やはり白い家並みと青い海が眩しかった。ここでしばらくアマルフィの景色を眺めながら、ぼ~っとしていた。こういう時間が好きだ。何にも縛られず、美しい景色の中に身を委ねて時がゆっくり流れる。お店のある方へ戻ると、初日に声をかけてきたおじさんに会った。「体調はもういいのか?」「だいぶよくなったよ」「これからどこへ行くんだ?」「アマルフィを散策するつもりだけど・・・」「眺めの良いところがあるぞ」「遠いの?」「遠くない。すぐ近くだ」おじさんが歩き出したので付いて行ったが、近くないし、坂道がきつい・・・。まだ体力が戻ってないのだ。そのことを言って、おじさんと別れた。しかし、あのおじさんは何者?なんで体調が悪かったことまで知ってるの?・・・小さな町だから、ああいう旅人相手の人には筒抜けなのかもしれないな。ドゥーモ通りを上りながら、またお店を冷やかす。ドアの縁取りの絵が可愛いお店、POPな絵皿・・・。欲しくなったが、ここで買うと荷物になる。まだ先は長いのだ。(このお店のドアの縁取りはCUTE★)かなり上るとプレ―セピオがあり、人や家並みが緻密に作られていた。道端にさりげなくあるのがいい。(南イタリアではよくこのプレ―セピオを見る。とても緻密。)一旦ホテルに戻ったら、ボスがいた。「どこかいい所ない?」「…ラヴェッロ!」そこは風邪をひかなければ行きたいと思っていた。「素敵みたいだけど、もうこのヴィラも、これも日没までだから閉まっちゃうよ」「う~ん、でも眺めは最高だぞ!」ボスはすぐバスの時間を調べてくれて、私は港のバス乗り場まで行った。バスに乗ろうとしたら、運転手が「チケットを買ってくれ」という。「どこで?」「あのタバッキだ」走ってチケットを買い、バスに乗り込んだ。くねくねした山道を登って、20分くらいしてラヴェッロに着いた。見たかったヴィラはやはりもうクローズだった。ドゥ―モが開いていたので入ってみた。薄暗くて、私しかいない。ねじれたモザイクの柱や、説教壇が見事だった。カメラをホテルで落として壊れてしまったので、携帯で撮ったがイマイチ。でも、大事なのは本物を今見ているということ。他の見どころはもう閉まっているようなので、バス停付近に戻った。ここから、アマルフィ海岸を見下ろせるのだ。夕暮れから夜景へと変化していくアマルフィ海岸は、この上なく美しかった。暫くそこに佇んで、素晴らしい景色を眺めていた。これだけで、ここに来た価値は十分にあったな・・・。地元の人に確認して、アマルフィ行きのバスに乗る。ホテルに戻って、ボスに「もう最高だった~!ありがとう!」とお礼を言いつつ、夕食の相談(笑)「この間のリストランテ、とても美味しかったんだけど、安くていいとこない?」「・・・タベルナ!ドゥーモの横だよ」そういえば、あったな・・・。もう暗くなった道を歩いて、お店に入る。2階にあり、女性が案内してくれた。お客だと思っていたPCに向かっている若い男性は、どうやらチーフらしい。メニューを渡しながら、「僕のお勧めは~~~というパスタなんだ。僕も今日それを食べる」辛くない、というので頼んだら、とてもトマト味でとても美味しかった。パスタの名前を聞いて、紙に書いてもらったけれど、忘れてしまった><その男性はルカと呼ばれていた。とても品がよく感じのいい人で、アマルフィにもっといたら通ってしまいそうだった(笑)お腹も満たされ、シャワーを浴びて就寝。明日はナポリへ戻る日だー。