毎月お願いしている
満月リーディングの結果を聞いて
ふと、昔からずっと
気にしている話を思い出した。

大学を出て就職してから、
理由がピンと来ないのだけど
「オンナ」に嫌われて来た。

オンナの修羅場をくぐって来て
終いにそれに
付き合わなくなった友達に、
数年前見かねたように言われた。

「オンナはみんな、
デコレーションケーキの
てっぺんのイチゴなのよ。
自分が一番上で目立ちたいの。」

その頃絡まれていた女性を
揶揄(やゆ)して、
「短足、胴長、出っ歯、
出っ尻でも?」と尋ねた。

彼女は、お世辞でも
容姿端麗と言えなかったが、
本人は自分を美人だと
思っている様子だった。

当時の私は、
ストレートな物言いで
顰蹙(ひんしゅく)をかっていた。

でも実際は、
思ったことや本音なんて
そうそう人前で言わない。

友達が、私を見て
ため息をつく。

「シンデレラの話と同じ。
鏡よ鏡よ鏡さん、なの。
本人には、自分が世界で
一番の美人に見えてるの。」

私は、そういうのは
付き合い切れないから、
茶番劇や競争からは
真っ先に降りる。

友達が言う。
「女王様なのよ。
だから、周囲が
自分を一番扱いして
チヤホヤして欲しい。」

媚びず合わせず、
苦手な人たちと
距離を置く私とは
どうやっても噛み合わない。

でも、みんなが
デコレーションケーキの
てっぺんのイチゴって、
どう考えても
論理的に成立しない。

そもそもみんな
オンリーワンだし、
別にそれで良くない?

友達は「オンナは
子宮でモノを考えるから、
理屈は通じないの。」
とばっさり斬って捨てた。

それじゃあ、女性相手の時は、
基本的に理系女子としか
ウマが合わない気がして来る。

こちらに悪気がなくても、
嫌われることが多いから。
ケンカも、もめごとも、
本意ではない。

結局無理は長続きしないし、
自分と合わない人たちばかり
引き寄せてしまう。

願わくば、常に
自分が心地よく感じる人たちと
一緒にいたい。