引退ブログ 〜副将 大山高弥〜 | 東京農業大学ラクロス部 男子

引退ブログ 〜副将 大山高弥〜




2020年度東京農業大学男子ラクロス部副将を務めさせて頂きました
国際バイオビジネス学科の大山高弥と申します。


昨年度も農大関係者、父母、OB・OG、コーチの皆様のご支援があり活動を続けることができました。心から感謝申し上げます。
また、今年度も引き続き熱い応援のほど何卒宜しくお願い申し上げます。



さて、引退ブログということで私が後輩に伝えたいことを綴りたいと思います。
やはり私は伝え方が少し下手なので、私の願いのようなものになってしまいました。
それでも伝えたい想いというのを読んで欲しいです。



人が想う当たり前という日常を過ごしているとついつい忘れてしまう「大切なこと」があると思う。


それは、時間は有限ということ。


入部を決めたその瞬間から向かう先は「引退」である。



その最後の引退をどう飾るか、
どうなりたいか、
引退後にあの人みたいにと目標にされるか。
それともすぐ忘れさられて過去の人になるか。



それは、すべて引退までの過程が表明する。



引退までの時間で、

どれだけラクロスに懸けることができたか、


どれだけラクロスを好きになれたか、


どれだけ農大で勝ちたいと思えたかで最後の結果は必ず変わる。




ただ、1人が頑張るのでは何も変わらない。


チームで前に進んでいった先に、勝利なのか、自分達が目指したなりたい姿があるのだと思う。



俺は満足出来なかった。自分が思い描いた景色とかけ離れていたから。


同期も、後輩も、スタッフも、チームでもっと高いレベルで勝ちに向かいたかった。
みんなでやっていきたかった。



伝えているのに、分かってくれない。
諦めて、結果、後悔した。


自分のスキルを向上させることの他にもっとやれることはあった。


そいつが折れるまで何度も何度も求めれば良かった。話し合えば良かった。


そしたら見える景色は少しは違っていたかもしれない。



俺が見た景色とは別の、
君たちが目指した先にある景色を後輩たちには見てほしい。


そして、俺達に農大が変わった姿を見せてほしい。



農大ラクロス部に入部したのが3年前の6月。


沢山の先輩の背中を見せてもらった。



農大を何とかしたい。

今を変えたい。

勝ちたい。

背中からはそんな風に訴えかけてるように見えた。




少し失礼な言い方かもしれないが、そんな尊敬するかっこいいと思った先輩達でも農大を変えたとは言い難い。



それはなぜか?



もうみんな気づいているはずだ。



毎年毎年数人いる、頑張ろうと先頭を走り続ける人、変わろうと毎日毎日必死に呼びかけた人。




そんな人達を助けようとせず、

一緒に頑張ろうとせず、

その人の粗探しをしては自分が安心し、

頑張ろうとしていた人もまた潰れて、何も変えられず引退していく。




その人がいなくなった時にその人価値の大きさに気づいてきた。


だから毎年結果が変わらない。


その過ちを繰り返すのはもう俺の代で終わりにして欲しい。





リーダーとフォロワーという言葉がある。

リーダーは頑張る。けど周りがついてこない。



そこにリーダーの伝え方が悪いとか、突っ走っているとか、よく耳にするようなことを言われる。



だが、それはリーダーだけが悪いのか?



俺はそうは思わない。
勿論リーダーならば自分の足りない部分を努力し、改善しなくてはならない。




だが、その責任を全てリーダーに押し付けるのは違うのではないか?



伝え方が悪かったとしても、フォロワーは感じようとしたか?



突っ走ってると思ったのなら肩を持って、支えてやればいいのではないか?



誰か1人が頑張っても意味が無い。



周りを巻き込めというが、周りは巻き込まれようとしているか?



リーダーシップとは相手を思いやるということだ。


リーダーは常に先頭を走ってる者のこと。


その者に対して思いやりを持つことは最低限チームとしてやるべきことなのではないのか?


つまり、リーダーもフォロワーも、チームメイトに対して思いやりを持つことは、全員がやらねばならない。



全員が、チームで目指す場所、なりたい姿をイメージし、リーダーシップを持って欲しい。




そんな風に全員が気持ちをそろえて農大に変革を起こして欲しい。
今までの農大を変えて欲しい。


これは、ある先輩が言っていた言葉だ。

「これから社会に出た時に、コミュニティ内でトップに立ち、指揮を取ることなんてそうそうあるものではない。だからこそ、その瞬間を楽しんで欲しい。」


この言葉に間違いはないと思う。


たくさんのことにチャレンジして欲しい。


何かやろうとする時に、今はタイミングが違うとか、これをやっても、、、とか


言い訳を探して、やりたいことをしないなんて、そんなのくそくらえだ。


もう一度言う。


時間は有限。
だから毎日毎日の積み重ねなんだ。


今日はいいやとか、明日やろうとか。
その日は過ぎたらもう一生やってこない。


今日できないことは、明日もできない。
明日やろうは、ばかやろうだ。


毎日を大切に過ごしてほしい。


限られた時間の中で、思い描く未来にたどり着くために毎日を必死に懸けて欲しい。


今よりも良く、現状を常に疑う。
そんな思考、意識で、組織として前に進んで行って欲しい。



1人1人が主役になれ。




結局引退した俺には願いを伝えることしかできない。


みんな頑張れよ。


大好きな農大ラクロス部を心の底から応援しています。



4年間大変お世話になりました。


沢山迷惑をかけました。
それでもなんとも居心地の良い場所でした。


本当にありがとうございました。




"懸けろ"

4年 #19 大山高弥