こんばんは。本日、ついに新しいTVがやって来ました！
今度は『YouTube』が見られる！４Kめちゃ綺麗！何？この立体感！
TVを観てこんなに興奮したのは何十年ぶりでしょう(笑)。
明日の『鎌倉殿の13人』が俄然楽しみになって来ました。ふふっ。
バンディエラ＝①イタリア語で『旗手』『旗頭』の意味。②フットボールの世界ではクラブに忠誠を誓うチームの象徴たる選手の事。
・・・だそうです。
2022年11月5日(土)、我が愛する柏レイソルのホームグランド、三協フロンティアスタジアムにて我がチームのバンディエラが静かにスパイクを脱ぎました。
大谷秀和。37歳。背番号７。ユースから柏レイソル一筋２6年！生涯１チームで現役を終えた選手を僕は大谷君とペレ以外知りません。
※他にもいるとは思いますが(笑)。
本当にいい選手でした。凡ミスをほとんどしない。って言うか彼のパスミスの記憶がありません。彼がボールを持っているとホッと一息つけました。とられないしミスらないから。
(どうして代表に呼ばれないんだろう？)
おそらくレイソルサポーターの一致した意見だったと思います。
23歳の時に初めてキャプテンマークを巻いて、J2降格、J2優勝、J1復帰即優勝、天皇杯優勝、ナビスコカップ優勝・・・。いい時も悪い時も、いつもキャプテンは彼でした。
そう言えば何年か前にスタジアムにU18のゲームを観に出かけた時、僕ら一般人と同じスタンドで1人ゲームを観ている彼を見かけましたっけ。白Tにジーンズのラフな服装の。
(Uのゲームにまで目を光らすなんて、さすがキャプテンだ。)
(彼がキャプテンである限り、我が柏レイソルは絶対に大丈夫だ。)
そう思わせてくれるキャプテンシーが彼には確かにありました。
※残念ながらそれから1度降格してしまいましたが(笑)。
そんな大谷選手が現役引退を発表した時、残りのゲームは２試合だけ。そして最終戦はホーム。是が非でも行きたかったのですが案の定チケットは完売。
(そりゃそーだよなあ。工藤ちゃんの件もあるし。)
※これはまた今度書きます。
現地観戦は半ば諦めていた時に偶然ペアチケットが手に入り、奥さんと参戦する運びとなりました。
久方ぶりのスタジアム、声出し応援が禁止になってからは初めて。声を出せないなんて個人的に絶対無理だし(笑)。
今回の席はなんとSS席(１番高価！)の11列目。ほぼ中央で前方が通路。柵がついているのでタオマフ(タオルマフラー)をかけたり、頬杖をついたりできる今まで観戦した中でも1番いい席でした。超ラッキー
。
ゴール裏の『柏熱地帯』。試合前からボルテージは最高潮。大小あまたのフラッグが乱舞していました。偉大なキャプテンを勝利で送り出してあげたいもんなあ。
8月から白星1つもないけどー。
そしてちょっと号泣している間にキックオフ。
※理由はまた今度。
超満員のサポーターの中、結果はー
残留争い真っただ中の湘南ベルマーレに１－２の敗戦。
(これじゃ勝てるわけがないわな
。)
そんな〇〇ゲームの中でサポーターが1番盛り上がったのが後半29分。タッチラインに背番号７が立った時でした。
鳴りやまない拍手の中、交代でピッチに入った大谷選手、すぐにキャプテンマークを腕に巻きゲームに入ります。やっぱ、キャプテンは彼しかいない…。
大袈裟でなく。彼が入ってゲームの流れが変わりました。相変わらずボールが収まるから彼が起点になっていい組み立てが出来る。残りの試合時間、ほとんどレイソルが押しっ放しでしたが得点は生まれず上記の通りの敗戦。
(後半の頭からタニ使ってれば勝てたのに。ネルのばか。。。)
※タニ＝大谷選手、ネル＝ネルシーニョ監督。
(まあ今回はレイソルを観に来たんじゃなくてタニ君に会い来たんだから。)
と、自らに言い聞かせ平静を装うおじさん。
ゲーム終了後、多くの選手が大谷選手のもとに集まり握手をしたりハグをしたり。今までの彼のチームに対する貢献を労う、それはそれは美しい光景でした。
そしてその後の引退セレモニー。やはりこちらも引退する染谷選手に続いてタニ君が壇上に上がります。
バックスタンドのコレオ(人文字)。
柏熱地帯には７の文字。
そしてスピーチが始まりました。
笑顔を交え、続いたスピーチでしたが最後の最後に発した工藤壮人選手への思い、柏レイソルへの思い。涙をこらえながら話すタニ君を僕は一生忘れないでしょう。
本当に素敵なスピーチでした。そして最後の最後まで彼は正真正銘の俺らのキャプテンでした。
※スピーチはYouTubeかTwitterで見る事が出来ます。良かったら検索してみてください。
これからは指導者の道を歩むそうです。
サポーターはみんな待っていますよ。監督としてこのスタジアムのピッチに立つ貴方を。
そして期待しています。負けても文句言いませんから(本当？笑)、早く戻って来てください。楽しみに待っています。
長い間本当に御苦労様。もっともっと貴方のプレーを見ていたかったけれど、もう足がボロボロって話を聞きました。それほど体格に恵まれていない貴方が第一線で活躍する為にはずいぶん身体を酷使したのでしょう。
今日、貴方の最後の雄姿を直接観る事が出来て本当に良かった。
でも、たった１つ心残りだった事。それはー
貴方のチャント(応援歌)で貴方を送り出してあげられなかった事。
どうしてこんな大事な日に声出し応援が禁止だったのか、理解に苦しみます。コロナの野郎。
ですからここで貴方のチャントを歌います。精一杯、心を込めて感謝を込めて。
オオタニ、オレラトトモニ～♪オオタニ、オオタニ～♪
オオタニ、オレラトトモニ～♪オオタニ、オオタニ～♪
貴方は柏レイソルの誇りです。
これからも俺らと共に。そして今までー
本当に本当に本当にありがとうございました！！！
それでは。
(PS)セレモニーの直前に弾幕を上げてくださった湘南サポーターの皆さん。ただただありがとうございますの言葉しか見当たりません。
『熱きストライカー工藤壮人を忘れない』『大谷選手染谷選手お疲れ様でした』
Jのサポーターの一体感を感じる素敵な弾幕。おかげさまでもう一泣きしてしまったじゃないですか。どーしてくれるんですか(笑)。