こんにちは。息の続く限り・・・、書き続けます(笑)。
本日はお天気も悪いし、予定もありませんので。
あっ、つー間に大正池を後にして道路っぷちの木道を進むおじさん。斜め上の道路をアルピコ交通のバスが上って行きます。
この木道、今まで何度通った事か。好きなコースです。特に今回はヒザに優しいし(笑)。
雨はいよいよ本降り。傘をさしてのトレッキングになってしまいました。でも傘を持って来て良かったあ~♪
キャップの上からフードを被っているし、ザックには着替えも入っている。レインウエアも着ているから大丈夫かと問われれば、まあ大丈夫だとは思います。それでもダイレクトに雨粒に打たれるのと傘で雨をよけられるのとでは精神的にもだいぶ違いますもの。
こんな雨でもそれなりに人は歩いていました。宿泊されている皆さんや日帰りツアーの皆さんかな?
ヒザをかばいながらゆっくり歩いていたら見覚えのある景色が開けました。
『田代湿原』
初めて来た6月にはところどころにニッコウキスゲが咲いていましたっけ。
ここを右に折れれば『田代池』があるのだけれど今回はパス。
少し疲れて来たので早くホテルに着いて休みたい。でも足が痛いのでペースは変わらない。
困ったもんです(笑)。
こちらを左に曲がりしばらく歩くと道が二本に分かれます。右が『林間コース』、左が『梓川コース』。先ほどは梓川コースでしたので今度は林間コースを選択しました。距離はあまり変わらないけれど林間コースのほうが木道が多い記憶がある。定かではありません(笑)。
当日のトレッキングでわかった事。本降りの雨だと木々の枝葉が何の役にも立たないって言う事。
陽の光を遮るほどの数多(あまた)の葉っぱが生い茂っているのですから森に入っちゃえば土砂降りでもない限りは傘なんていらないんだろーなー。って勝手に推測していたのですがー。
とんでもない!雨は普通に降ってるし、それプラス葉っぱにたまった雨がダマになって落ちて来るし。一瞬、月ハナにうかがった秩父三峯神社奥宮参拝トレッキングを思い出しました。
※あの時は大島屋さんのわらじかつ丼大盛り、今回は帝国ホテルのランチがお目当て。本当に目の前に人参をぶら下げないと動かない。まあ好きでやっているんですが(笑)。
だけどこちらのコースを選んで正解だったと思います。カップル1組とすれ違っただけで、あとはどなたとも会いませんでしたから。自分のリズムで歩けました。
やがて梓川コースと合流。目前に『中ノ瀬小屋』を発見。ここまで来れば帝国ホテルまでは4~500m。当初の予定ではこの小屋で着替えを済ませるつもりだったのですが中は雨宿りの人達でいっぱい。雨は尚も勢いを増していて本降りよりも土砂降りに近くなっていました。
たまたま小屋の屋根のひさしの下のベンチ(ここでも雨風をしのげます)には誰もいなかったものでここで着替えを済まし帝国ホテルに向かいました。結構足に来てるなあ(笑)。
僕にとっては初めての『上高地帝国ホテル』。少しドキドキ。
入口から中に入ればフロントは人でごった返しています。どうやらチェックアウトの時間に重なってしまったよう。それでも少し奥に入ったレストランに続く通路は比較的空いていたので、そこに並んでいた椅子に座り休息を取る事が出来ました。
『今、着いたよ。』
LINEを送り10分ほど経ったところで奥さん登場。
「ごめん、今LINEが届いたの。もう席に座っていたんだ。」
よもやの奥さんのエスコートで入室。レストランはさすがの重厚な造り。歴史と格式が感じられるその佇まいに背筋が少し伸びたような気がしました(笑)。
そしてオーダー。もうお腹はペコペコです。
奥さんは『ビーフ照り焼きステーキと特製山菜ピラフ』、僕は『伝統のビーフカレー』と喉が渇いていたので生ビールをお願いしました。
ここで食事が来るまでしばしの御歓談。
「今日はよく降るねえ。山のお天気ってコロコロ変わるから、これだけ降りっ放しって言うのも珍しいんだよ。」
「へえ、そうなの。」
などと他愛もない会話の途中で生ビール登場。
ここでおじさんはかつてない衝撃を受ける事にー
※すみません、既に口をつけた後で(笑)。
(生ビールってジョッキじゃないんだ・・・。)
こんなところでお金の話も無粋なんですが、メニューを見て生ビールの金額を確認した時、庶民のおじさんこれは当然ジョッキで来るだろうと誤解してしまったのです。
さすが帝国ホテル!恐るべし帝国ホテル!
なんて感嘆していたところにお食事が運ばれて来ました。もう値段の話は無し(笑)。
『伝統のビーフカレー』、
『ビーフ照り焼きステーキと特製山菜ピラフ』。
さてさて、そのお味はー
『伝統のビーフカレー』は、ただただうまい!スパイスが織りなす絶妙な辛さと深いコクにこれでもかと言うほど牛肉がゴロゴロ。
今まで食べたカレーの中で文句なし。歴代ナンバー1のおいしさでした。
『ビーフ照り焼きステーキ』は肉がおいしいのはもちろんの事、それよりも何よりも照り焼きソース!甘すぎずしょっぱすぎない絶妙のバランスはバケットをいただいて最後の1滴まですくって食べてしまいたいおいしさでした。
ごめんなさい、バカ舌が偉そうに(笑)。つまりバカ舌でもわかるおいしさって言う事です(笑)。
申し訳ないくらいの贅沢なランチをいただき御満悦の二人。時刻はまだ13時。本日のお宿のチェックインは15時ですからまだ少し時間がある。さてどうする?
「温泉ホテルでお風呂入ろうか?」
奥さんからの提案。思い起こせば木曜日に家でシャワーを浴びてから身体を拭いてはいたけれどシャワーも浴びてない。
「それがいいね。そうしましょう。」
と言う事で帝国ホテルを出た二人は田代橋・穂高橋を渡り温泉ホテルに向かいました。その間も雨は間断なく降り続き二人の身体を芯から冷やします。
※当日の気温、20℃なかったはずです。
それでもようやく温泉ホテルに到着。
(今日来るんだったら無理して昨日来なくてもよかったなあ。)
そう思いながら靴を脱ぎお風呂に向かいます。
「それじゃ2時半集合ね。」
奥さんと別れて男湯に。中は思ったより広く露天風呂も完備されていました。露天風呂は雨天用に船頭さんが被るような笠も用意されています。ちょっと外に出てみましたが雨が冷たくて即退散。その分ゆっくり頭を洗い身体を洗い、ゆったりと湯舟につかり、思いがけずにお風呂を満喫。スーッと疲れが抜けて行くような至福のひと時を過ごせました。
ありがとう、奥さん。
「この時間ならもう大丈夫でしょう。」
そんなこんなで身体もホカホカなまま、二人は今夜のお宿に向かい歩き始めます。ここからなら徒歩7,8分くらい?
その後予定通りにお宿には無事到着。今回初めてお世話になります。
で、結論から言うとー
大当たりでした!
どうしよう?誰にも教えたくない(笑)。
とりあえず一休み。
それでは。