【精油から辿る植物像~サイプレス: 彫刻や棺に選ばれてきた木】



本日は、

ゴッホの『糸杉と星の道』

(Road with Cypress and Star)

にも描かれているサイプレスです。




サイプレスと言えば

この樹形の美しさでしょうか。

地に広がらず

まっすぐ空へと伸びていきます。

樹高はおよそ20~30mほどになります。

イタリア🇮🇹のトスカーナには

このサイプレスが5~6kmに渡って続く

有名な並木道があります。

ぜひ検索して調べてみてくださいね🔍




精油は葉と球果から採られます。

森林を思わせる深みのある香りです。


葉は、松のような長い針葉ではなく、

鱗のように小さな葉が重なり合い

枝にぴったり密着しています。


球果は直径2〜4cmほど、

丸く、木質で硬めです。

表面はごつごつとしており、

熟すとパカッと割れて

20〜40個前後の

小さな翼を持つ種子が出てきます。



サイプレスは

一年中葉を落とさず(常緑樹)、

冬でも「生きている姿」を保ちます。

学名の後半にある

''sempervirens ''には

「不老不死」の意味があります。

ラテン語で分解するとこうなります。

semper = 常に・いつも

virens = 緑である/生き生きしている



さらにサイプレスの木は

腐りにくいという特徴があります。

墓地や修道院、巡礼路に植えられ、

聖なる木として

彫刻や棺の材料にも選ばれてきたのです。




学名前半の

''Cupressus ''には

青年 キュパリッソスにまつわる

ギリシア神話があります。


アポロンに愛されていた

美しい少年キュパリッソスは、

可愛がっていた鹿を誤って殺してしまいます。

少年はその悲しみから立ち直れず、

「永遠に嘆き続けたい」と願い、

死を求めました。


その様子を哀れに思ったアポロンが、

彼を悲しみの象徴である

サイプレスの木に変えたと言われています。



ちなみにこの神話を交えて

ChatGPTと改めて調べ学習をしていたら

''サイプレスは、

死を「終わり」にもしないし、

「救い」にもしない。

ただ、静かに引き受ける役割を担っている。

だから棺に選ばれ、

今も墓地や修道院の道に

立ち続けているんではないか?''

という感想を述べてくれました。

なるほど~🤔👀




✍️香りとして使うときこんなところに注意


敏感肌を刺激する可能性があります。

パッチテストすることをおすすめします。


妊娠中の方は使用できません。