
愛知県知事選があるというのに、それをほぼ意識しなくて済むほど静かだったここ数日。
選挙カーでただ候補者の名前を連呼したり、感情に訴えるような街頭演説のやり方はやっぱり効果低いと思うのよね。
だからネットでじっくり主張を見比べて…というやり方に少しずつ移っていってくれているのはありがたいことだ。
やっぱり勢いや奇抜さで首長を選ぶわけにはいかない。
これは共通善にとって余計な教育は害にすらなると考えたルソーでも同意見であろう。
理性的に行きたいものですな。
なおかつ、マニフェスト詐欺というものがあるように、綺麗事てんこ盛りというのも少々気になる。
そういう意味で薬師寺女史の主張はちょっと浮いてるんだよなぁ…。
雇用という観点で見ると、公共事業は必ずしもバラマキではないとも思うのよね。
日本は国土の割に土建屋が多すぎる、とは言うけどさ…ムダムダって言って切り捨てるのもいかがなものか。
県公務員の総人件費2割カット、というのも果たして課長以上の役職持ちの給料を減らさないと実現できないわけだけど、本当にできるのかな?という話で。
TPPで農業を活性化させる、という話も気になる。
TPP締結した場合、穀物とかは日本で作るメリットが激減するだろうけれど、それに代わる収益を見込める作物が愛知にあるのだろうか、ということ…一年で田を潰して畑にしていい作物が取れるってものでもないのだからね。
TPPに合わせた具体的な農業の転換のロードマップがあれば信憑性もあったかもしれない。
重徳氏は神田知事の推薦云々という話が鼻につくのはさておいて、好循環をつくるというスタンスは賛成できる。
官学民が一体となって、言わば重商主義ではないが(県や国)外貨獲得のベクトルを揃えるというのは今のご時世、なりふり構っていられないのだよね。
でもしごと創造500億円プロジェクトの主な投資先が福祉・介護・医療・子育てってほんとにそれでいいのかという気がしないでもない。
献血は誰が一番消費してるって言ったら圧倒的に老人だという結果もあるみたいだし、きつい話だけど費用対効果はそんなにあるのかしらん?と思う。
後、氏のブログの
被災者の方々が寝泊まりする体育館などに宿泊し、多くの被災者の方々が苦慮していることを聞いて歩きました。という一文が気になる。
地震が来た時に避難所を頼るってのはどうなのかな?って所が…。
そりゃあ断層の真上で真っ二つになっちまいました、というなら話は別なのだけど、ガラスの破片を片付ければ寝泊まりできる、程度の被害に抑えられるようにすれば、少なくとも避難所生活のストレスというものは経験せずに済むのではないか?
何かあった時にすぐ公を頼ることを当然とする氏の心境がこの文に顕れているのではないか?と思うのだ。
民主党公認ってことで、みんな色々思うことがあって苦戦するのか分からないが、実は自分は御園氏の主張が一番しっくりきた。
東大法学部を出て旧自治省で今は東邦大の先生をしていて、勝ち目があるからなのかないからなのかよく分からないけど公式サイトでの主張は自らの思想を綴っているように見える。
地域主権の話や重徳氏とも被る官民共同の話、教育や公共事業…自分には結構納得のいく主張ばかりなのだなあ(えっらそーに)。
最終的には「自ら守る」ということが強く求められるという言葉にもあるように、防災や犯罪抑止についても自分と意見が近しいんだ。
選挙戦の結果はさておき、我々自身、愛知県自身が引き続き考えていかなければならない事柄の問題提起になっているから、ある意味で誰よりも先を見ているのかもしれない、とも思う。
ただサンデル先生云々は、ありゃちゃんとお膳立てして段取り作ってからやってる番組でしょ…と言いたい。
土井氏は…確かに就職難救済やリフォームによる需要創出など、景気回復について具体的なヴィジョンを持っているように見える。
けど…その他福祉関係にも具体的に色々書かれていて、それがこう何と言うか…マクロじゃないと言うと失礼かもしれないが、トヨタのテストコースにしろ設楽ダムにしろ、環境アセスメントの指摘は必要だけどそのあたりは既に当然クリアされているものじゃあないのだろうか?と思う。
いや、もっと詳しく調査すれば問題点はあるんだと言うかもしれない、が…個人的にちょっとアナクロさを感じてしまうのだ。
大村氏?この人はちょっとねぇ…。
主張を見ても、この人なら任せられるというような説得力が感じられない。
他の候補者と同じ主張もあるのだけど、河村流を県政にまで持ち込まないで欲しいなと思えてしょうがないのだ…。
まあ何はさておき、六日が楽しみですな。