親が子どもにしてあげられること。
彼女達のためにお家もつけて、ｶﾁｭｰｼｬ2種、順次出荷しています。
誰もが通る、思春期の道。
Mちゃんにまた一つ、大人になるための試練が与えられました。
去年高校に入学してからこの一年間、
私は3回、彼の涙を見ました。
小さい頃から滅多に泣くことなんてなかったのに、
大粒の涙が、ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ落ちる程の号泣。。。
男の子です。
本当は、私に涙なんて見られたくない筈です。
この一年、頑張っている彼をずっと見てきたから
今どれだけ苦しい思いをしているか、よくわかります。
たくさんの大きな涙の粒は、綺麗に透き通っていて、私には眩しい限り。。。
高校生の時、私は何をしていたかな。。。
これ程までに情熱を傾けて取り組めることは、残念ながら当時の私にはなかったです。
3回とも、大好きな『歌』にまつわる問題が原因です。
心も身体もﾎﾞﾛﾎﾞﾛになりながら、それでも彼が頑張るのには『理由』があります。
中学生の時に、たった一人
自分を認めてくれた先生との約束を守るため、
彼は自分の道を決めました。
目標が定まった人間に『安易な道』なんて、
天才でもなければそんなものありません。
客観的には、彼が選んだその方法は
必ずしも『要領の良い方法』ではないのかもしれませんし、
避けて通れる困難も、中には一つ二つあったかもしれません。
でもね、自分で決めて、自分から飛び込んだんです。
先日は『他人を信じることに疲れた。。。。』とﾎﾟﾂﾘ。。。
『これからは、言葉だけでなく、その人の行動をよく見て判断することにする』
一瞬、びっくりしましたが
実社会において、『信じたい気持ち』と『実際に信ずるに値すること』は異なります。
大人は、それを状況に応じて使い分けています。
社会に出て、責任を伴う立場になった時は尚更、的確な判断力が要求されますから、
これも大切な人生のお勉強。。。。
考えてみれば、今までに得た、友との絆も、次々に同志を失う深い悲しみも、
達成感も、勝利の喜びも、敗北感も、すべて『歌』『音楽』が彼にもたらしたもの。
一つのことを『頑張る』ということは。。。ああ、濃いなぁ～。。。
彼をここまで頑張らせる、『恩師との約束』の凄さに感服します。
思わず、真の『教育』について考えさせられます。
私がMちゃんにしてあげられることといったら、
仕事が休みの時の送り迎えで、ほんの少しのｻﾎﾟｰﾄと、
傷ついたり、悩んだりした時の道しるべだけ。
『こっちだよ』って、あかりを灯してあげることはできるけど、
決めるのは自分。
子育ては、子どもが大きくなったら楽になるとずっと思ってたけれど、
『一人の人間の人格形成』を預かる責任の重大さを思い知る毎日です。
春からは2年生！
自分の受験勉強も、お尻に火がついています。
今年はどんなﾄﾞﾗﾏが待っているのでしょうね。。。。
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