ことのはを拾いあつめて

ことのはを拾いあつめて

小栗旬さんに耽溺、溺愛、ベタ惚れしております。
台詞フェチで妄想癖でもあります。

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4/22 マチネ(1列目センター)、ソワレ(4列目センター上手寄り)
4/23 マチネ(1列目センター)
5/21 マチネ(7列目下手)

現時点で4回観たことになりますが、一番最近の5月に観たのがあまりにもよくて自分なりのメモを書き留めておこうかと。
ネタバレあります。

一番最初4月に観た時は、1列目ということもあって捨様ガン見(笑)有難すぎる席だったけれど、全体は見えず。
ソワレで少し全体像が見え、翌日のマチネでまたもや最前列でしたが、ぶわーっと色んなものがこみ上げた。この時もよかった!



そして今回。
まず殺陣のスピードが上がってた!いや、もうダンチに違う!!

バカヤロウ!!!バカヤロウ(一転して甘く♡)沙霧の頬に触れる手がより色っぽかった。

タイトルバックのところ。
「浮世の義理も昔の縁も 三途の川に!捨之介!!」
笑顔と間がよかった。鳥肌!!!このシーン、花髑髏では初めて涙が出た。
滝がタイトルバックに降り注ぐ演出も凄い!

腕を上げて伸びをする。狭霧をかつぎあげ、お尻ペンペン。笑顔の捨之介と一緒に回れるのが物凄く爽快で嬉しかった。

無界屋。
太夫の脚が斜めから観れて、それをじっと見る捨も見れた♡顎に手をやって、うむ、って頷くとこが可愛い。

いきなり大声で「私はー全力で止めたんです!!」って言うところ。「ねえ?」ってお客さんに問いかけるところはちょっと長くなってた?目が会うお客さん羨ましい(笑)

御霊の森返しの儀式。
下手で初めて見れた。沙霧の様子を少し見守ってるけど、思い切ったように踏み出して「誰か死んだのかい?」と優しく声をかける。
後ろ向きで種を数えるところ。重心を片足にかけて踏み込み、またもう1度ぐっと深く足を踏み込むのが数の多さに驚いたさまが表現されてた。

源右衛門現る。
すぐに沙霧を庇い、鉄扇を出そうとするも蘭兵衛登場。
下手で見守る捨。沙霧が小太刀を出して身構えるのをいいから、大丈夫だから、しまっておけ、と言うふうにしまわせる。けれど常に沙霧を守るように。
蘭に背を向け、おかしくてならないという風の捨。久々に会えた懐かしさ?こそばゆさ?やっぱり蘭だったという確信への可笑しみ?

沙霧が ウソ臭い演技で去っていくところが可愛かった。

「た、ぶん!!」のところは最近に観た時の方が好き。

「だからお前はー!」
小言を言う感じが関係性が分かっていい。より兄弟感が増した気がする。

始まった当初はあまりお客さんのノリがよくなかったけど、やっぱ三五は鉄板!!(笑)私も大いに笑わせてもらいました。三五ヒートアップ(笑)

天魔王登場。
「俺あもう御免なんだよ!!」
感情こもっててよかった。涙混じり?
ワカの時にも言っていた「もう」を足すことで昔を悔い、二度と繰り返さないと誓っている捨の心情が伝わってくる。

天魔王が発した「森蘭丸」の一言に反応してすぐに介入したり、「そいつの言葉に耳を貸しちゃならねえ!」って言ったり、捨は蘭兵衛の危うさを感じ取っていたんだろうな。実際その一言でものすごく動揺してたし。

捨は戦国の悪夢を悔い、天は戦国の地獄絵図を再び甦らせるとうそぶく。では蘭は?蘭が悔いていたのは殿と一緒に逝けなかったこと。連れていってもらえなかったこと、なんだろうな。。それが分かっていたから捨はあんなに心配して、蘭をなじり、止められなかった自分を責めて。

水神坊と三五のやりとり。
「え?そうだっけ?」ってボケる水神坊が面白い(笑)

沙霧への頭ポンポンが優しいなあ。
鳩を出す時の間と表情が(笑)ちょっと長めに愛でて飛ばす。

太夫が蘭に対する時は乙女。すっごい可愛い。
栄子さんのも好きだったけど、りょうさんのはたおやかでそれでいて強くて美しく可愛らしさもあっていい。

下手でうなだれる沙霧の隣に座り常に気遣う捨之介。

蘭に放つ「今度は間に合わせる、必ずな」の言葉が哀しい。

裾端折って駆け去るところはやっぱりかっこいいなあ。

贋鉄斎登場。
この人はもう反則(笑)出てきただけでみんな笑ってる(笑)いや、ネタはサイコーに面白かったけど(笑)
贋鉄斎の挙動を早い段階で入口で見守ってる!これも下手だから見えた。
やっと声をかけて、研石のことでボケと突っ込み(笑)贋鉄斎の上手さはもちろんだけど、捨之介の突っ込みもよかったと思うの(笑)
天魔王にはかなうわけがないと言われて、「分かってるよ!」
この言い方がもう凄くいい!!!

斬るたびに研ぐ、突くたびに打ち直す!と言われて去ろうとするスピードが上がっててより面白くなってた(笑)

刀を手に取るとこはためらってるのが分かる。でも振り切るように手にして「こいつ借りてくぞ」と。  
そういえばあの子の名前はなんだったんだろう(笑)

髑髏城にて。
沙霧の「それであたしを追い詰めたつもりだろうが、一つだけ教えとくよ。この城はあたしの庭だ!」
ここ!ワカも含めて初めて鳥肌立った!清野ちゃんの沙霧、かっこいいし、可愛いげもあって好き~。

暗転するとこ。
ここはワカの何度か明かりが消えたりついたりして、捨が倒すところが映る方がよかったなあと思いつつ。

森蘭丸と名乗っていたと聞かされて
「あんの馬鹿!!!」

今回は斬られるのも袈裟懸けで捨は座って動かない。沙霧は更に斬りつけようとするも、刀を振り下ろせない。そりゃ殺せないよね。

信長のことを話す捨。
「俺はもう、そういうのはまっぴらなんだ!」
もう随所に捨の感情が溢れてて、痺れる。

「さっき水神坊から取り上げといた~」
得意げに言うとこが変わってたかな。可愛かった。

そして水神坊が追ってくる。
この場面大好きなので書き出します(笑)

「けっ、いいとこで邪魔する野暮天どもが!先に行け」
「でも」
「蘭兵衛が寝返っちゃあ無界も危ねぇ。一刻も早く兵庫達に知らせろ」
「でも」
「でもばっかだな、少しは信用しろ」
「わかった」
ここで三五登場。
「おう、裏切り男か。いいところに現れたな。ここが絶好の裏切り場だぞ」
「なに」
「沙霧を連れてこの城から逃げろ。てめえの命が惜しかったらな」
「貴様、何を言っている」
「三五、お前、大切なのは自分の命、そう言ってたよな。だったらよく見な。そして自分によく聞いてみろ!誰が滅んで誰が生き残る。この城の連中に明日が見えるかーい!!」
からかうように言うのがよかった。
「ほうらみろ、こいつらお前の名前も覚えちゃいねえ」
「そうなのお??」
「お前が最後まで生き残りたいなら、どうすればいいか、誰を裏切ったらいいか、わかるんじゃねえのか。え、小田切三五さんよお~!!!」

ここは鳥肌立ちまくり!!!抑揚、声の出し方、殺陣、全部いい!!色気も男っぷりも振りまきまくってる~♡

蘭と天登場。
「蘭兵衛、わっかんねえのか!こいつに天は支えきれねえ!」

「ばかな。今南蛮の連中呼び込んだら、乱世は治まらねえぞ」

「蘭兵衛、なんでこの城に来た。てめえが生きるのにあれだけいい街作っておきながら、なんで、、、、!」

「この大馬鹿野郎が!」

「ら、ん、べ、え」

切ないなあ。捨の想いは蘭に届かず。蘭は天へと傾倒してしまう。いや、天じゃない、天の偽物に。。でも自らがそうなりたかったんだろうね。だからこそ蘭の生き方は切ないし、捨之介が哀れになる。

そして牢。
まあ、西洋の鎧がお似合いで。痛めつけられているのに毎回見とれてしまう(笑)

「思うからやっている。捨之介、お前が思うほど人は強くはないよ」と天魔王。

この台詞が捨と天の違いを表してるなあ。人を信じて仲間を増やす捨之介と信じて裏切られた?天魔王。なのかなって。

沙霧達が捨之介を助けにやってくる。
無敵の鎧に身を包んだ捨之介は身のこなしまで違う。操られるように、沙霧に斬りかかる。
けれど、やっぱり沙霧を斬れない。
沙霧の「馬鹿野郎!」
で2度目の拳固を自分の掌で受け止め、「沙霧、か」の声が凄く優しい。
「こんな一本気な拳固くらって、正気に戻らないやつは男じゃねえよ」
「すまねえ、俺のために」
頭を下げる捨之介。
この下げ方が捨之介だなあって思う。

蘭と天の最後の闘い。
騙し打ちで敗れる蘭。

そこへ駆け込む捨之介一同。逃げようとする天に太夫が輪胴轟雷筒を撃つ。と、最後の力を振り絞って天の前に立ちはだかる蘭。
「蘭兵衛、お前は。最後まで!」
「しょせん外道だ。来い、太夫!」
裏切り者になりたくないから、とうそぶく蘭。天魔王に殿を重ねて今度こそ守りたかったのかな。そして太夫の手で殺されたかった。。
哀しい生き方だなあ。

「てめの選んだ道だ。今度は迷わず行けよ。殿の待つ元へな」

ワカの時はこの後捨之介が」怒りをたぎらせて天への闘いへと向かうのだけれど、今回は静かに沙霧から斬鎧剣を受け取り、駆け去る。
「勝てるよね」
笑顔で言う沙霧、可愛かった。
「ああ」と力強く捨之介

最初観た時はワカの方が激情が分かってよかったのになあ、と思っていたけれど、さっきも言ったように蘭兵衛は自らそうなりたくてあの道を進んだのだから、蘭兵衛を殺された怒りというよりは、天魔王を何とかして止めたい、いや絶対止める!今度こそ!!という想いの方が強かったのかなと思った。

そして立ちはだかる鉄機兵。
100人斬り!!!もうもう鳥肌たちまくり!!!!まず刀をひゅんひゅんって振って(語彙力なさすぎw)、構えるとことか、斬った後に血を落とすためにひゅんって振って贋鉄斎に渡すとことか。
空中キャッチは両手で危なげなく。
音楽と共に鉄機兵を次から次へと倒し、その刀を贋鉄斎が研ぎ、それをまた捨之介に渡す。かっこよすぎ!!!
贋鉄斎がローラースケートで出てくるのもまたご愛敬(笑)
たまに贋鉄斎が間に合わない時があって、捨之介丸腰の時も(笑)慌ててるさま可愛かった♡

そして全ての敵を倒して叫ぶ。
「天魔王!天魔王はどこだ!!ケリ、つけようじゃねえか」
腰をぐっと落として、斬鎧剣を肩に担いで構える姿がかっこいい!!

この時だったか、100人斬りの前だったか、定かではないけど、花髑髏では着物の裾をたくしあげて帯に挟むのだけど、そのたくしあげ方がかつてないほど短くて!綺麗な白い御御足がもろ見え♡そんなに見せちゃっていいの?!って感じでした(笑)

天魔王との闘い。斬鎧剣は大分重いようでふらってなりながらも斬りつけていく。
例によって殺陣をしながらのセリフ、ここも大好物なので書きます(笑)
「知ってるぜ。光秀が謀反を起こしたのは、てめえの入れ知恵だろう。八年前は光秀、今度はエゲレス。てめえはいつでも誰かの仮面を被ってる。誰かの陰に隠れなきゃ動けねえんだよ」
「言わせておけば」
「でもな、一番頭に来てるのは、それが止められなかった俺自身だ」

「そいつはどうかな。こいつのおかげで鎧にヒビが入ってるぜ」
「ぬ」
「だったらへし折ってくれる」
「させるかよ!」
「なに」

斬鎧剣に仕掛けてある刀で鎧を突き刺す捨之介。
「ひ、卑怯な、、、、」
「何とでも言え。おめえ倒すためだったらな、どんな手だって使ってやるよ」
「貴様ごときにこの俺が、、、、」
「俺だけじゃねえ。俺の背中には仲間がいる。後先考えずにここまで乗り込んできてくれた仲間がな」
「だったら、その仲間も道連れだ。捨之介、天魔王として、死ね。」
闇に消える天魔王。

鬨の声がし、軍勢が流れ込んでくる。
抜け穴から逃げ出そうという声にこれだけの侍が城に入ってきたら誤魔化せないという捨之介。
俺が囮になるから早く行け、と捨之介。
ここで、贋鉄斎が刀を投げて空中でキャッチ。その刀でみんなを薙ぎ払うように斬る真似。

ここが前観た時はなかった気がする。

結局、沙霧に止められてみんなで脱出することにする。

「この髑髏城、みんなで生きて抜け出して、また会うぞ」
笑ってたな。

闘う7人。ボロボロに傷ついて、敵に立ち向かい、川の水を蹴りあげて。飛沫がこちらにも飛んできそう。
そして徐々にスローモーションになり、刀を構えた7人がシルエットになる。

初めて観た時はここで胸がいっぱいになった。ワカと比べつつ、若干の違和感を持ちながら観ていたけれど、ここで初めて「帰ってきてくれてありがとう」って心から思えた。この7人でよかったと。

そして今回は涙腺崩壊。涙しながら勇姿を見守っていました。

家康の軍に見つかって、天魔王として殺されようとする捨之介。
「浮世の義理も昔の縁も、三途の川に捨之介。斜に構えたこの俺のここが生命の捨てどころか」
鬼気迫る捨之介、ここは本当に呑まれてしまう。

川の中だからかちょっと動きにくそうだなって思ってたら、どうやらこの時草履が脱げちゃったようで。家康に捕えられた時裸足だったんだよね。それが気になって気になって。

沙霧達が現れ、捨之介の命を救う。

そして終盤。これもまた今回初めて気付いたけど、これまでスクリーンを全部開けてなくて見切れる部分もあったのだけど、この時初めて全部が開けた!!
よって下手での兵庫と太夫が近い!!

みんなみんなよかったよ、ありがとう!

ついに残されたのは捨之介と沙霧の2人。
分け前をもらわずに去ろうとする捨之介に
「いい加減にしな!なんでさ、なんでそんな何も欲しがらないの
「おらあ、捨之介だからな」
「そんな!」
「けど、捨之介という名前も捨之介だ」
「え」
「これからは、新しい名前を探す旅にするよ。お前が救ってくれたこの首にふさわしい名前をな」
「きめた!あたしはこの金で城をつくる。あんたが見つけた名前にびったりの城をつくってやるよ」

「よせよせ!ガラじゃねえよ!!!」
笑顔で!!最後決めてくれました!!
精一杯の拍手でお見送り。ありがとう!本当に素晴らしい舞台を、捨之介をありがとう。6年前のリベンジは果たせたよね。充分だよね。

「もう決めたんだ」
沙霧ちゃんも去る。ありがとう、感情移入できる可愛いさぎりをありがとう。

少しして再び出てくる2人。回ってね、って言うふうに揃って右へ手を向けて可愛く案内。
涙しながらも笑顔でバイバイ。
そして回される私達。




~カーテンコール~
みんなに拍手が送れるのはこの劇場ならでは。回りながら全員に賞賛と感謝の拍手を送れる。

捨之介は最初から笑顔で。はける時は拳を下の方から突き上げてノリノリ。手も降ってくれた!
3回目?に登場してはける時は天と手を繋いでる!と思ったら左側で蘭とも!関係性が濃くなったのかな。すごくいいものを見れた気がして嬉しかった。捨様引っ張られてちょっとよろめいてました(笑)




以上、全くもってまとまりがないけれど、私なりのメモと、かっこつけて言えば考察です(笑)あまりにも素晴らしくて、この感動と興奮を千秋楽の前になんとか書き留めておきたかった。


さて、いよいよ終わりが近付いてきました。
今日が終わってあと5回。最後まで怪我なくやり遂げられますように。

私もラスト2回をしっかりと目に焼き付けて、全身で感じ取ってこよう。