わたしはホール練がだいすきで
入った瞬間の無音の状態も
ちょっとこもった本番の空気も

椅子の座った感じとか
マイクを通した先生の声とか
ハモデの音さえ響く広さとか



天井の照明がね、わたしの楽器にうつって
反射して金色に光るの
本当は規則正しく並んでいるんだけど
楽器にうつったそれは湾曲して、丸い光が星になって
散らばって流れ星みたいに光っていて

すいこまれそうになるくらい
綺麗すぎて、切なくて
ああ、もうこんなきもちには二度となれないの
ああ、こんなに素敵で儚いものは二度と
かんじることはできないの
そう考えるとわたしは堪えきれなくて
特に高三の夏はよく泣いてた。

呆れるくらい楽しい思い出がそこにはあって
だからこそわたしはこうやって
簡単に感情移入できるんだ、って、昨日は思った

悩んだり落ち込んだりちょっとしたことでへこたれたり
限られた時間の中で得られるものってたくさんあると思うから
そういうのってやっぱり素敵だし
たいせつにしてほしいと思う。

photo:01



みんなならできるって信じてる。