2023/02/06の事
先日購入した GIBSON USA Les Paul Standard '50s 2023年製のエスカッション交換 前編からの続き
届いたDiMarzio DM1301CRと純正(元々付いていたもの)とサイズ等を比較。
一番心配していたネジ穴の間隔の寸法。
数値は我が家にあったノギスでの実測値。
長辺(横)のネジ穴間は
純正 81,0mm
DM1301/1300 80.5mm
短辺(縦)のネジ穴間は
純正、DM1301/1300共に 37.0mm
色は純正よりDMのほうがほんのわずかクリームが濃いけど私は気にならないレベル。
横の幅がDM1301/1300が約1mm弱短い
縦はほぼ同じ。
上:DM1301 下:純正
裏返してみると、純正にはネジ穴の脚(ネジの通り道)があるが、DM1301/1300には脚がない。
ピックアップを吊り下げるネジに通すスプリングを受ける部分にも純正はガイドが施されているけどDM1301/1300にはない。
ネジ穴の脚が無い分、純正とのネジ穴間の差異0.5mmを吸収してくれる(と、ポジティブに受け止めよう)
2つを重ねてみるとDM1301のピックアップが出る(収まる)内側の四角いくり抜きが純正に比べるとその面積が僅かに小さい。
その為ピックアップに被せた時にエスカッションとピックアップとの間に隙間が無いので取付けることに問題はないが気になるなら少し削るしかない。
重ねたエスカッション
下にあるのがDM1301
上に重ねて乗せてあるのが純正
横から高さの違いを比較
純正(左)が約10mm
DM1301CR(右)が約12.5mm
(ギブソンヒスコレエスカッションは13mmらしい)
DM1301CR(右)のテーパーの低い方は9.5mm
とりあえずネジ穴寸法等取付けに際して問題はなさそうなのでこのまま取付けと行きたいところだけど、DM1301/1300はフラットタイプなのでレスポールのアーチドトップボディにそのまま付けるとエスカッションにストレスが掛かり最悪の場合割れてしまうのでボディのアーチに合わせてカーブド加工してから取付ける事に。
(もし真似する場合は自己責任で)
画像はないけど、沸騰しているお湯に10数秒浸して取り出したら、耐熱手袋を使いエスカッションが冷める前に鍋の丸い側面に押し当ててカーブを付けていく。
この時コップやビール瓶などの径(R)が小さいものだと押し当てる際に曲げ過ぎて変形させてしまう恐れがあるので、なるべく径が大きい鍋を選んだ。
また、沸騰したお湯に長く浸けてるとふにゃふにゃになってしまうかもしれないので浸け過ぎには注意。
一気に曲げはせず慎重に少しづつ様子を見ながら何度か繰り返して、ボディに合うように仕上げた。
その完成したエスカッションがこちら。
ボディに乗せてみて、ネジで締め付けなくてもボディのカーブにフィットしているかを確認。
最終的に完成したのがこちら。
純正のヒスコレエスカッションより0.5mm程低いとは言え、中々いい感じになったのではないかな。
一応保険的にいつになるかわからない純正ヒスコレエスカッションも注文しているので、それが届いたらまた考えよう。