交響曲第5番 アダージェット
グスタフ・マーラー
1971年のイタリア・フランス合作映画
「ベニスに死す」
この映画で使われた曲です。
当時、映画も観たし、マーラーのCDも持っていたのに、この関係をすっかり忘れてました~
映画の内容は、
ベニスを訪れた老作曲家が、現地で出会った少年の美しさに恋をしてしまい、
彼の姿を追いかけて、伝染病の蔓延するベニスの町を彷徨い続け、
そして、最後は老いた自分に化粧までして彼の姿を遠くで見つめながら亡くなっていく・・・
その過程を描いたものです。
でも、決しておぞましい映画じゃなくて、
美を追求する芸術家を描いた作品・・・だと、思う。
監督はルキノ・ヴィスコンティで、原作はトーマス・マン
原作の段階では、「作家」 の設定なんですが、
実はこの老作曲家のモデルになっているのが、
この曲を作ったオーストリアの作曲家グスタフ・マーラーらしいです。
なので曲もこちらが使われたんですね。
交響曲第5番第4楽章アダージェット
クラシックでは、アダージョ系が好きで、
今までにも アルビノーニ 「アダージョ」 サミュエル・バーバ 「弦楽のためのアダージョ」
などを記事にしているのですが、いずれも、映画には非常にしっくり来る曲。
こちらの映画も、このクラシック曲が使われてこその格調高さがあります。
でもって、この少年を演じるのがスウェーデン出身の ビョルン・アンドレセン
この曲をBGMに 彼の美少年っぷりをご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=n2UYct17bFw&feature=related
彼も今は50歳を過ぎているのですが、どんな風に変わっているんでしょうね。
気になる方は、コメント欄の ねみみにミミズ~