財団法人デジタルコンテンツ協会(日本自転車振興会補助事業)
主催のセミナーに行ってきました。
セカンドライフ業界を牽引する方々のプレゼンを、
興味深く拝聴した次第です。
過去にこんなことやりたかったけど、できなかったなぁ、
という想いを実現する場としてのセカンドライフ。
「忘れ物を取りに帰るタイムマシーン」
「第2の人生という言い方は伊達じゃない」
「素人の夢が結集した世界」
1:過去・現在・未来がある。
2:オヤジとギャルが対等。
3:肩書きのない世界。
4:向いてない人もいる。
具体的には、映像制作、音楽のライブ活動、ラジオ番組の配信など、
以前、やりたくてできなかったことが、
今や、技術革新により、できる可能性が広がっている。
そのユーザーインターフェイスとして、セカンドライフがある。
2007年のセカンドライフでは、紅白歌合戦を行ったように、
音楽ストリーミングが流行ったが、
2008年は、動画ストリーミングになるかもしれない。
動画ストリーミングのタイムラグが、 15秒から20秒あるが、
これが、6秒ぐらいになれば、もっと表現の幅が広がる、とのこと。
「再発見し、再出発する場としてのセカンドライフ」、という概念には、
非常に共感を覚えました。
個別の論法については、人それぞれの味が出ていたと思います。
そのほか、オークションや、著作権問題についても、講演がありました。
セカンドライフで制作した、スキンが、著作物に当たるかどうか。
著作物として認められるには、意匠権については、登録料も必要で、
最高裁の判例にもある構成要件にも照らし合わされるだろう。
裁判となれば、準拠法がどの国の法律になるかなど、
難しい問題も依然としてあるのも、事実。
ただ、相手がこうしたら嫌だろう、ということをしない、ということが重要で、
あくまで、法律は解決のツールの一つでしかない。
未然に、自主規制する、という暗黙の了解が必要なのかもしれない。
法律的には勝利しても、その後の生活において基盤、信用を失うことは、
辛いだろう。
また、ブランドによっては、著作権フリーにしている企業もあるようです。
いずれにせよ、ある意味、セカンドライフに限らず、著作権問題は、
リアルの制作活動全般にも共通することではないでしょうか。
さて、講演の中で触れられていなかったことで、
私は、「同時性」が重要だ、と思います。
3Dのアバターを通して、なんとなく人となりをイメージしつつ、
同じものを見て、一体感を感じることができる。
時間と、空間を、共有することができる。
「人は、見た目が9割」とか、いう類の本が売れたように、
視覚のイメージが、人間の心理に与える影響は、
相当大きいことに異論はないでしょう。
コミュニケーションが希薄になっている現在、
新しいコミュニケーションツールとして、
セカンドライフを有効活用できるのではないか、
と個人的には思います。
細く長くじっくり。
コアなファンを見つけられれば、いつか花が開くことでしょう。
海外は、ナンパ目的でセカンドライフを始める人が多く、
彼氏、彼女を、見つけるのに、結構やっきになるそうです。
集団で固まって話しているのは、日本人ぐらいだそうです。
国民性の違いでしょうか。
セカンドライフ内にできあがるであろう新しいコミュニティーは、
今まで、体験したことがない、手ごたえを与えてくれるでしょう。
参入企業にとっては、差別化が困難な商品ほど、担当者の人柄が出しやすく、
今までとは違ったアプローチができるのではないでしょうか。
セカンドライフ内でできたコミュニティーがリアルワールドで
自然発生的に活動し始めるとき、
それが、参入企業の一つの成功の形なのかもしれません。
セカンドライフ発のミュージシャンによる
リアルライフでのライブイベント開催などは、その好例でしょう。
懇親会も、たくさんの方々とお話しさせていただき、
有意義で、時間が過ぎるのが早く感じました。
以上、報告終わります。
セカンドライフ(Second Life 略して SL)の本