武道の本質について考えることがあります
特に子供達において
昔は武士道と云う
それこそ欧米で云うキリスト教などの
行動規範となる思想が確かに存在していました
時代の変遷とともにその存在は朧げになり
その代替品として武道がその役目を担うようになりました
では現代において子供達にとって武道の役割とは何でしょうか
世間的には礼であったり
肉体的強さであったり
精神性の柱であったり
しかし私は思うに
一番の大切なことは
「暴力に対して卑屈にならないこと」
これに尽きると思います
力が傲慢過ぎれば
それは自信から過信になり傲慢に変質します
力に対して謙虚過ぎれば卑屈になります
暴力に対して常に正対すること
それが現時代において必要なことだと思います
人間が産み出した理不尽な暴力に対して正対することにより
礼も精神性も強さも
自然と子供心には醸成させることが出来ると私は思います