北海道の山林が外国人所有に変っているという新聞記事


さもありなん


というか、いや、北海道に限らず日本のあちこちの所有者は外国人になっているんじゃないのって気がする(登記簿には漢字の所有者であっても読み方はあきらかに日本人じゃないとかね)


投資家の立場で考えれば不動産投資ってものすごく面白いと思うし、そこになにかしら魅力があれば、買いたい人いっぱいいると思うのもの


日本じゃなくてもシナリオは一緒


中国の不動産は今はもうあまり聞かないけど、マレーシアだフィリピンだ、タイだ、とその「場」に行った人たちはみなそこにエネルギーを感じ、後戻りのないベクトルを見るから投資をしたいと思う


だって不動産って、そこにいずれ人が集まり、生活が始まれば、間違いなく価値は上がるものだもの

その将来価値に対し現在価値がひくければ低いほど投資としてはチャンスが大きい

(個人的には、外国の場合法整備というのが一番の投資ポイントだとは思うけど)


日本の山林を買っている外資は、水資源の買占めだとか言われるけど、そりゃ日本においても資源の調達はシリアスだし、山が多い国においては、水を確保するには山を確保するしかないわけだから投資としては理由はあると思う


そういう記事を読むとつくづく日本の政治はとぼけてるな~と


国としてこれから何が必要になるのか、なにが大切なのかを「長期的な視野」で見て実行できれば、もっと日本国内が潤うような対策が立てられそうなもの


結局のところ、長期ビジョンが立てられるか立てられないかという点、なんじゃないかな~


別に海外投資家を締め出すような政策をする必要はないし、そんなことはするべきじゃないと思うけど、なんかもっと日本人はお金の使い方を考えると良いのではと思ってしまう


まだまだ国の豊かさは拡大できると思うのだけれど



日本の財産が海外に流出してしまう問題も大きいけど、日本の技術が流出してしまう問題も大きい


新日鉄がポスコを提訴したという記事も、ありがちなこと


もちろん私個人の考えだけど、新日鉄のような大企業だと50歳、あるいは55歳になると出向とか役職定年とかで年収はたぶん3割、4割減というのが多いのではないか


日本の技術って、多くの技術者たちが力を出し合って苦労して確立したものだろうから「だれにそれが帰属するのか」は非常にわかりにくいだろうし、正当に評価するのが難しいのではないだろうか


でも、人事としては一律の賃金カット、ポストもない


であれば、海外に引き抜かれて、また日本人はまじめだからそこで一生懸命現地のスタッフに自分の技術を教え、優秀で貪欲が外国人たちはそれをまたたくまに吸収する


うん、ありがちだ


日本の技術流出・・・


勝手な想像だけど、日本人の場合「サラリーマン」はいつまでたっても「サラリーマン」だ

それ以外の自分が想像できない


これが結構おおもとの問題じゃないかと


日本のサラリーマンがいずれはビジネスオーナーになって、とかいう気概がもてたら、55歳でどこかの会社に雇われそこで技術が抜き取られではなく、自分が起業し、技術に正当な値段をつけて売買できるのではないだろうか


もちろん日本にお金がおちる仕組みで


どうだろうねぇ


結局日本人は、お金を生み出すということにあまり魅力を感じていないから、みすみすその「タネ」がどっかに飛んでいくのではないだろうか?



うーん、日本の山林だって

日本の技術だって

ものすごいお宝だと思うんだけど・・・


もったいないな~

きっと仕組みがあるんだと思う、しくみ

お金を生み出す仕組みね



日本は汗水流さないで得たお金は美しくないって思っているかもしれないけど、そうじゃないよね

お金は仕組みを通すことで価値が産まれる

そこだと思う