もうすぐ3月11日が来ますね
母と今朝お茶を飲みながら、大槌の亡くなった伯母の話をしていました
そういえば、大槌のおばちゃんの家って、津波で何もなくなった後から改めて見ると、ほんとに海のそばだったね
いや、ホントーに
伯母の家になんどか行ったことがありますが、堤防があり水門があり・・・なので、海のそばという実感がなかったんです
見えないし、波の音も聞こえないもの
それが、波にさらわれ何もなくなってみると、すぐそこに海
そして、伯母の家がかつてあったであろう場所、がれきが残る場所から、みんなが必死で向かったであろう山の方を見ると・・・
遥か先
しかも山に登る道もないし、山肌はコンクリートが流され登ろうと思ってものぼれりゃしない
絶望感!!
あの場所に立ったときに私が感じた絶望感の、果たして何千倍、何万倍もの絶望感と恐怖をあの時あの場所にいた人も感じたのでしょう
震災の後被災地である沿岸をずーっとまわりましたが、高齢者の方が安全に避難できるような場所は本当になかったんだと思いますね
60代は家にいるおじいちゃん、おばあちゃんを置いては逃げられない人も多かったんじゃないですか?
20代、30代のお母さんは、小さい子供をかかえてそうそうは逃げられない
もとの生活に戻れるなんて、そうそう簡単なことじゃないと思うけど、少なくとも亡くなった方の想いを活かせるようにこれからの防災対策をかんがえるべきなのでしょうね
町では合同慰霊祭をとりおこなうそうです
悲しみを忘れることはできないですね