日経の夕刊で惑う40代(だったと思う)という記事がありました
今までリストラといえば50代だったが、今は40代も・・・
就職氷河期で苦しい就職活動を強いられ、日々自己研さんに励む30代に比べ、バブル期入社の40代はスキルがない人も多く、思いがけず苦戦を強いられる人も多い
というような内容
40代というくくりは非常に乱暴ですが、確かにバブル期にどのくらいかかっていたかというところで、ビジネスパーソンの体質は大きく異なっているような気がします
例えば、高度成長期、バブル期に大会社の看板で仕事をしていた人たちは、いまでも「大風呂敷広げてんな~」という人が確かに存在します
口ばっかりというか、行動が伴わず大きいことばっかり言う
っで、コピーも満足にとれない^^;
おーい、の一言でだれかアシスタントが来てくれるとおもう、っていうか、女性はみんな自分の秘書だと勘違い
ちょっとなにかすれば結果がでると思っているふしが見え隠れ
過去の栄光はあなたの実績じゃなく、看板の実績だからと思わず言いたくなることもあるんですよね
一方最初から看板なんて何?って年代は明らかに生態が違う
仮に看板があったとしても、この看板によりかかるではなく、その看板を使えるだけ使おうという気概があるような気がします
小回りが利くし、そつがないという印象
じゃ、今の時代どっちが求められるの?といえば、やっぱり後者ではないかと
国力という意味では、大きな構想をいだきそれぞれが役割を分担し、うちそれほど仕事に貢献できずとも裏方やムードメーカーなどという微妙なポジションもそれなりに存在感がある昭和の企業はやっぱり強かったし、チームワークだからこそ大きな仕事もできたのだろうけれど、
どちらかというとこじんまりと顔の見えるビジネスがどうも主流ではないかと思うような今の時代はやっぱり後者のスタイルがいいんだろうな~
日経に戻ると・・・
40代が思ってもいなかった苦境に立たされ、仕事は思うように見つからず、あっても大幅な収入ダウン
奥さんには泣かれ、子供には無視され、非常に厳しい状況にある、というような記事だった
たしかにお気の毒としか言いようのない記事だったのだけれど、ここで大事なのはやっぱり奥さんじゃないだろうか
40代の女性は、働ける!!
私もいっとき家庭に入っていた時期があり、数か月もすると正直社会復帰できるだろうか?って思った・・・ていうか社会にでる、仕事にでることがほんとーに怖くなった
実際お客様のご相談で、40代男性が残業代も少なくなり正直妻に働いてもらいたいと思うけれど、話をむけるだけで泣かれてしまう・・・というケースがありましたねぇ
怖いよね、ずっと家にいると
今更仕事なんてって思う気持ちあると思う、奥さんの気持ちわかる気がします、私も
でも、でも、でも
今やらなくてどうするって、やっぱり思うんですね
だって、ちょっとでも若い方が気力も体力もあるし、記憶力もあるし(と思うし)
女子力磨くより、稼ぎ力でしょってつっこみたくなることもままありますね
いくら能力がある人でも、いつまでも働けないし、思い通りの収入が得られえるという保証もない
どうかんがえても一馬力家計より二馬力家計の方が強いに決まっている
ランチに興じる、テニスに没頭する・・・幸せだな~と思うけど、怖いなってふと思う
リストラされ再就職に挑むお父さんたちや、リストラされないよう一生懸命頑張るお父さんたちや、営業で飛び回り電車の中でついうとうとしてしまうお父さんたちと同じ働く40代としては、その姿に共感するとともに、肩重いだろうなとついつい同情もしてしまう
妻に泣かれるから、働いてくれって言えないんですよ、っておっしゃっていた私と同年代のご相談者
日本人男性は本当に優しいなぁ、愛されてるのね奥さん、ってうらやましくも思いましたが、ちょっと複雑でしたね
惑う40代・・・
でも人生はやっと折り返し地点、力尽きてしまわないよう肩の荷も分散させた方が良いのではないのでしょうか?
男のプライドが許さないのかなぁ
やっぱり男はつらいよ!なのだろうか?
確かにね、奥さんがガッツリ稼ぎ出しちゃうと、分担が当たり前になって泣こうがどうしようが心配もされなくなっちゃうという寂しさはありますが・・・
夫婦の形からいったら、やっぱり夫ががんばって家計を支える姿の方が美しいのかなぁ
やっぱり夫婦は難しい