先日も雑誌の保険特集の取材協力させていただきましたが、
こういうときいつも思うのは
「保険商品ありき」ではないんだよなぁという思いがなかなか伝わらないこと
雑誌の特集なので、商品を比較するというのが最も読者の興味をひくことだろうし、ある意味商品比較は編集側もしやすいという双方のメリットから
年に何回も行われる保険のランキング(感心してしまう)
商品の良しあしって、人によって判断基準が変わるし、そもそも保険がいるのかいらないのかという話が抜け落ちていてはいけないんじゃないだろうか
例えばFP一押しの商品は?
なんてアンケート調査がくることもあるけど
そりゃ無理な注文
こういう家庭で、こういう目的で・・・エトセトラ
その辺を加味したうえで、ならばこれとこれが選択肢かな~とかは言えるけど
保険商品って、この商品はここがいいし、この商品はこっちがいい
ってあるので、なかなかすべての人にあうというのも言いにくいと思う
手続きが楽っても一つだしね
ネットがいいというのもありだし
医療機関のアドバイスがもらえるってことがいいっていう人もいるし
保険料が安い方がいいという人もいれば、
なんかあった時手厚い方がやっぱりいいという人もいる
仲のいい担当者さんであれば、そもそもひつよな保険ってどうやって計算していくのか、判断のためにどういう情報が必要なのかってことまで(ボリュームは少ないけど)盛り込んでくれたり、少なくとも努力をしてくれたりする場合もあるけれど、単にアンケートに協力してくださいというのはちょっと協力しにくい
個人相談のお客様であれば、面倒かもしれないけれどねんきん定期便を使ったり、会社からの健康保険のしおりを使ったりしながら一緒に計算したりする
だって、公的な保障内容が変わったら私的保障は当然に変更しなくちゃいけないものだから、基礎部分を抑えないことにはスタートできない
例えば高額療養費制度
月の限度額が今後変われば、必要な入院給付金も変わるだろう
遺族年金しかり
そこをおさえずして、保険ありきで話を進めるのは、本当に乱暴だと思う
ライフプランを考えるとき、保険だけを見直したからといって、家計全般が改善されるってわけでもないしね
もっとトータルなものだと思うし
そう思うと、どうしてもフォーカスが当たってしまう保険
それだけじゃないよなって思ってしまう
それにFPが提案するソリューションって保険だけじゃないしね
だった他にもリスクに備える方法はあるもの
これだけ保険の情報が氾濫しているのに、いまだに自分の保険が十分なのかどうか不安に感じる人が多いのは
「そもそも保険って必要なものなのか」
ということがよく理解できていないからなのではないだろうか?
保険は必要なラインナップだけど、それだけですべてが解決するもんじゃないと思うなぁ