厚生年金


第三号の妻の分の保険料を夫が支払ったものとみなし、夫の厚生年金の半額を妻の基礎年金に上乗せをする




なーんだ、言葉ではいろいろ言っているけど、なんにも変ってナインジャンって感じですね



問題は、厚生年金というより基礎年金部分でしょ



自営業者の専業主婦妻は毎月国民年金保険料を納めているけど


会社員の専業主婦妻は、保険料負担を全くせずに、両者の老齢基礎年金は同額



そもそも厚生年金保険料は給与額に対する率で、国民年金保険料は収入にかかわらず定額なわけで


そっからおかしくない?って感じなんだけど・・



そもそも20歳になったらみんなが加入する公的年金制度に夫婦という概念はいらないのではないだろうか?



結婚しようがしまいが、離婚しようが、死別しようが、個として保険料を納め、個として年金を受給する権利を得るほうが良いのではないだろうか?



加給年金や振り替え加算なんて話になると、ほんと はぁって感じだもん



ここでの問題点



働いていない専業主婦はどうするって?



だっていまだって自営業者の働いていない専業主婦は保険料なんとか納めていたんでしょ


無職の人は免除なりなんなりの手立てもあるんだし、そこは現状通りでもいいんじゃないの


国庫負担分もそのためにあるのだし




次の問題は、遺族年金



そもそも遺族厚生年金って、そこまでして維持するべき?って正直なところ思う


だったらむしろ遺族基礎年金を手厚くすべき


子供一人だと年間100万、二人で120万、三人で127万(年間)


って、その差額の決まり方、なに?って感じでしょ



子供がひとり増えて年間20万円増、もう一人ふえると年間7万円増



????って感じです


子供がきちんと成人できるよう、必要な教育を受け、適正な環境でそだつための支援を考えると、どーも納得いかない



一方子育てが終わった会社員の妻、子供のいないある程度年齢のいった会社員の妻は、夫がもらえるはずだった老齢厚生年金の3/4を一生涯もらい続けることができる



そりゃ、もらえる側にとってはうれしいけど、ここでまた自営業者を例にしたらしつこいかもしれないけど、夫の老齢基礎年金の3/4を妻が一生涯もらうなんてルールないもんね




それに今は共働きが当たり前の時代



もし夫婦という概念を大切にするのであれば、共働きの会社員の妻がなくなった場合、夫が妻がもらえるはずだった老齢厚生年金の3/4を遺族厚生年金としてもらうとなってもおかしくはないわけ


でも、実際に夫が妻の年金を遺族になったとしても受給する可能性は、かなり低い(条件いろいろあって)



仮に第三号被保険者が同条件の第一号被保険者(つまり自営業者の妻)と同じ条件になったところで、どのくらい年金の資産がふえるのか、それが将来どのくらい制度上プラスになるのか試算がしりたいな~



反対されるだろうからって、そりゃ当たり前だし・・・・



でも、いろんなケースをもっとオープンに議論したらどうなんだろう?






公的年金も、いろんな人への配慮があるから、難しいんだけど、この法案が通ったら、遺族年金の計算なんて過去分については変わらないとしても今後については変わってくるんだろうな?


若年者への300か月みなしのとことかどうなんだろう?



セミナーなどではよく言っているけど、保険の見直しをするとかなんとかっていうとき、保険商品ありきでものを考えちゃいけないと思う


そもそも、どうして生命保険が必要なの?つまり公的保障で不足する部分を補うため、というロジックを叩き込んでおかないと、こうやって制度が変わった時に対応できなくなる



すぐすぐ保険をどうのってことにはならないのだろうけど、社会保障、やっぱりもっと一般の人も関心をもつべきだろうし、もっとわかりやすく伝える努力を国もすべきだろうな





っていいながら、公務員さんの退職金も削減でしょ



東電さんの企業年金も削減されるんでしょ



だろうな・・・そりゃ、しょうがないよね・・・とも思わなくもないけど、当人にしたらたまったもんじゃない



だいたい自分の仕事の成果とは違うところで収入が減額されちゃうのってたまらないよね



やる気なくなりそう


備えあれば憂いなしって言葉、矛盾を感じる今日この頃


それより、変化に対応できる体力をどれだけつけるかのほうが大事なのかなって




つまりは、個々人が自立して経済的に豊かになる努力をしやすい環境を整えてあげて、病気とか、障害とか、若年者とか支えるべき人を支えるという(ここまで書いて思ったけど、じゃあその線引きってどうすんの?とか絶対出てくるんだろうね~ 自立する自分にプライドを持て!ってことかとも思うけど)




この前もお友達と話していたけど、日本っていったいどうしたいの?って思ったり


小さくて幸せな国?


電気も使わない、燃料も使わない、伝統を守り、不便かもしれないけど、美しくしわわせな国?



でも経済的にも豊かさがほしい、仕事もなくちゃ、収入はどうなの?となると産業が必要となる


どんな産業がいいの?



農業、漁業? それとも製造業?  サービスだけじゃものはすべて輸入するわけ?


てんで極端で現実味のない話なんだけどね




だからやっぱりお金をためとこうよ、運用もしておこうよ、確定拠出年金も活用しようよって話になるわけなんだけどね



それ以外のオプション考えにくいもん




株式に投資をしたら損をするから怖いっていう人


そりゃ怖いけど


約束されていた年金がいきなりゼロになるのも怖いよ~



将来のことは誰もわからないけど、でも将来のことを考えながら今できるだけのことをするって努力は、間違っていないと思うよ