真山仁 の「ハゲタカ」シリーズ
レッドゾーンを読み終わり
鷲津政彦にドキドキしながら・・・
たぶん、今回のお話がこれまでで一番おもしろかったかな
登場人物としては、アカマ自動車の古屋社長が良かった
カネを失うことより、プライドを失う方が怖い
っていうセリフ、大事なポイントだと思う
リンが続いて政彦に言う「虚業の世界の住人には理解できないゆるぎない信念」という言葉も
経済って誰のためにまもらなければならないのか
企業って何のために存続しなければならないのか
人が本当に守るべきものは何なのか
今回は舞台がさらに広がり、東も西もない闘いとなったのもスリリングだ
国というルーツをもつことで生じるしがらみとかいう煩わしさ
でも、それがあるからこそ人の原動力となる
円高が続き、特にアジア圏でのM&Aが進んでいる
私たちの国はどうなるのか
どこに行こうとするのか
日本人の誇りってなんなんだろう
虚業が実業に勝ってはいけない
見失ってはいけないと思う