夏休みの宿題で娘が百人一首の暗唱をしています
とりあえずは40首が目標らしく今25首目くらいでしょうか?
暗唱なんて、歳をととると最初っからムリって思いますが、まあまだ頭の柔らかい13歳
見事に暗記していきます
私は最初の5文字を言う係
ランダムに問題を出すため、国語の教科書をあちこちめくりながら5文字を出題していきます
っで、ついでに解説を読む
百人一首ってちゃんと覚えたことがないけど、なかなか色っぽい歌が多いもんです
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む(柿本人麻呂)
とか
っで、教科書に書いてあるのは 主題:長い夜をひとり寝る寂しさの嘆き
んーん、どう思うんだろ?この解説みて中学生・・・
例えばこれは?
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆえに 乱れそめにし われならなくに(河原 左大臣)
っで、教科書にはこう書いてある 主題:相手のために乱れてしまった心の強い高ぶり
いや、中学生にはとうてい分からんだろう・・・みたいな
今こむと 言いしばからに長月の 有明の月を 待ちいでつるかな(素性 法師)
この解説はこんな感じ
主題:約束しながら来なかった男への恨み言
うーん、恨みじゃないよねきっとこれは
約束って最初からきっと果たせないかも知れないと思う約束だってあるじゃない
でもその時約束をすることがいいんでしょ
っで、その約束を思い返すことが幸せだったり、切なかったり
なんてことを密かに思いながら母は出題をするわけです・・・
でも何百年たっても人間の気持ちって変わらないものですね
こういう歌を鑑賞するのも、ホントいいもんだな~と
歳をとって分かることもたくさんありますしね