今年の春から監修を担当させていただいている書籍の1コーナーがあります
月1回、担当者さんに2時間位お話をして、それをその方がまとめ、最終チェックをさせていただくという流れなのですが・・
「山中さんと会った日は、必ず家族会議を開いて、将来について話し合うことにしているんです。ホントいろいろ勉強になります!刺激になります!」
っと、若い担当者さん
こういってもらえるとうれしいですね
先日は年金についてお話しました
年金の役割って、老後の生活保障だけじゃなく、遺族保障も障害者の生活保障もあるの、知ってた?
えーそうなんですか?
国民年金って、毎月16000円位40年払うんだけど、それでもらえるお金って月6万円ちょっとなのよね
えー、そんなんじゃ全然生活できないじゃないっすか。意味ないですよね
でも、40年で支払うお金って合計760万円位だから、実は10年で元がとれるのよ~。長生きすること考えたら、どう、やっぱり意味がない?
うーん歳をとって働けないことを考えると、やっぱないとまずいっすよね。
だよね~、年金って自分のことをどうしても中心に考えちゃうけど、体が不自由な人の生活や、小さい子どもを抱えたお母さんの生活を考えると、やっぱりなくしちゃいけない制度だと思うのよね。ましてや子どもにどんな社会を残していくかって考えると、今ちゃんと考えて支えなくちゃいけないことなんじゃないのかな~
そうっすね~
ズズズ~(アイスコーヒーをすする音^^;)
特に資産運用とかライフプランって話は、主体が「自分」とか「我が家」だから、もちろん自分のために考えることなんだけど、最終的なゴールは、社会をどうするのかってことだと思うんですよね
日本って国をどうするのか
ここで生きていく人にとって、どんな暮らしが幸せなのか
子どもたちにどんな生活を担保してあげたいのか
弱者とか勝ち組とかいうのではなく
力がある人が弱い人を助ける世の中
できる人は、できることをして、社会に還元する
そのために、一人一人が経済的に自立するよう最大限の努力をする
それが大事なんじゃないかな~と
前にもブログに書いたかもしれませんが、娘がたしか4つくらいの時、二人でアメリカの知人を訪ねた時のこと
飛行機で、アテンダントの方が非常時の説明をした際、私のところにきてこう言ってくれました
「万が一の時はお母さんが先に酸素マスクをしてください。子どもはその後です」
えー、非情だな~、何にもまして、子どもを守るべきでしょってその瞬間思いましたが、続いた言葉に納得
「子どもを助けるには、お母さんがベストな状態じゃないと助けられません。だからまず自分が酸素を確保し、十分な体制でもって子どもを守ってください」
そうなんですよね
強くないと助けられないんです
少しでも力がある人は、できるだけベストな状態を保ち、手を必要とする人に差し伸べる
みんなが我慢とか、みんなで耐えるとはちょっと違うフィロソフィーですが、これも一理あるなとその時思いました
今年金に無関心、今将来のことに無関心、っていうのは、やっぱり人としてのというか、社会の一員としての義務を今一つ果たしいないのではないかなと
難しいことだけど、とりあえず元気で社会に貢献ができる人たちは、まず自分の将来に向き合いそして社会のことを考える必要があるのではないかと
特に社会保障制度って、自分のためだけじゃなく、人のために、子どもたちのためにもっと関心をもってどうすべきか考えるべきだと思うんですよね
もちろん税金のあり方だってそうです
そういうお金の裏付けがありーの、でエネルギーの話もしーの、今後の産業の話もしーのではないかと・・・
えらそーにいいつつ、自分ができる社会貢献ってなんだろう?とか、社会に存在する意義ってなんだろう?とか思いつつ、大したことができていないんですけどね^^;
そんなことを日々考えております・・・