今日のあさずばでもやってましたね、胸まで泥につかりながら警察官の方たちが捜索している姿が
おおかたのところは捜索が済んでいるにも関わらず今もなお行方不明の方たち
もしかしたら沼に、海岸のがれきの下に人がいるかも知れないという思いから、重機を使わず手で少しずつ少しずつ
数十名の警察官が一列に並び、匂いのする泥の中に腕を入れそれこそ顔が泥に埋まりそうになるまで前かがみになって泥を引き上げ探しています
重労働なので1時間に1メートルがやっとだそうです
それを遠巻きにみつめる家族
子どもがいない、妻がいない、夫がいない、おじいちゃんがいない、おばあちゃんがいない
涙がでますね
田舎に行っていた両親が昨日帰ってきました
母親と妻が未だに見つかっていない私のいとこにも会ってきたそうです
未だに受け入れることができないと
長い旅行に行っている気がすると
まだ7000人以上が帰ってきていません
大川小学校でお子さんを失くされた方のお話を聞くと、心が切り裂かれそうになります
私も小学校の卒業式が終わったら娘を宮古のいとこの家にしばらく行かせる予定でいました
もしあの津波があと2週間あとに起こったら
娘も帰ってこなかったかも知れません
東北の地名なんて、これまで新聞にも載ることもなかった
それなのに岩手の小さな町というより村落の地名も最近たくさん目にします
わかめをとっている人たち、あわびをとっている人たち、鮭の稚魚を育てている人たち・・・
とっても懐かしい言葉を話す人たち
あーあの場所だとテレビで気づく度に、本当にたまらなくなります
あの海のまちで暮らしていたのは、私だったかもしれない
あの町で、誰かと結婚し、子どもを産み育て、そして失ったのは、私だったかもしれない
そういう思いがどうしてもぬぐえなくなり、どうして良いか分からないくらい恐ろしくないます