とんでもないことをしでかしてしまった焼肉酒屋えびす


そこの社長の土下座する姿が何度もテレビに映し出されました



なんでもテレビにも登場するようなお店だったとか


それなりに大きなお店のようですから、成功されてたのでしょう


社長も若い方のようでしたし、ビジネスを展開するにあたり一生懸命努力もしたのでしょう



でも、怠慢もあったんでしょうね、どこかに



おごり、手抜き・・・ いつの間にか、お客様の顔を忘れてしまうような仕事をしていたのかも知れません


いずれにしろ、許されないことです





このGW中、大阪の実家にいる時もこのニュースが流れました


ご飯を食べている時だったのですが、山中の母がうちの娘に向かって



「よう見ときや!社長っていうもんは、人の倍以上の努力をして、当たり前やねんで。どっかで気ぃ抜いたらこんなんなんねん。ええ時はみんなからちやほやされるかもしれへんけど、どんな時も、しっかりせなあかんねんで。よう覚えときや!」



ちょっと(かなり^^;)乱暴な口調ですが、母から出た言葉は真意をついているな、と思いました


責任というものがどういうことなのか、娘に伝えたかったのかも知れません




今でこそ隠居生活の母ですが、昔は父と一緒に会社を盛り立ててきた人です


私も結婚前、帰国後と母の傍らで仕事をしてきましたから母のスゴサは身をもって体験しています


特に、お得意先に対する態度、社員に対する態度、彼らを守ろうとするその心に、何度も心打たれた経験があります


銀行との対応も、一歩も引かない


ごまかしをするような取引先にも真っ向対決する


だらしない社員には、叱咤激励する


不幸に見舞われた人には、暖かい手を差し伸べる



そりゃー、個性も強いし、お姑さんとしてはなかなか大変な母ですが(お母さん読まないよね、私のブログ・・・)私は一時でも仕事をする母の間近で過ごせてよかったなと思っています


やっぱり現場の第一線で何十年も会社を守り成長させてきた人の言葉は違います



その母の一言は、今でも威力があります




よう、見ときや!




商売をするということに手抜きは許されない



社長たるもの、おこしてしまった不祥事に対しては、一歩も逃げることは許されない



そんなことを母は伝えたかったのではないだろうか




父の右腕として会社経営をしてきた母は、女だからというところは少なく、とてもリベラルです


多少今の時代、それは違うんじゃないかなって心で思うこともありますが(とても言葉にできませんが^^;)それでも経験から出る言葉には重みがあります



うちの娘もいずれ社会にでます


なにか事業をするかも知れない


一人の一人前の大人として、社会に貢献していくために必要なこと、それは自分の行動に責任を持つこと



社長であろうとなかろうと、そこは一番に大事なことでしょう



久々に母の本質をついた一言に、ちょっと感動しました


やっぱり母はスゴイ人です・・・