昨日夫が会社にちょっと用事があるというので、私も一緒に立ち寄ってみました


夫の会社に



家からそう遠くない場所にあるのですが、私が退職して以来10年間はほとんど行ったことがありません



夫の会社はものづくりをしています



だから、機械がいっぱいあって、油の匂いがします



社員の90%は男性でしょうか



ほとんどが理系の人なので、社内のあちらこちらの理系のにおいが漂っています^^




久しぶりに行ってみると、工場の中もきれいに整理整頓されていて、みんながんばっているんだな~ということがよく分かりませした



5Sとか改善活動とか、いろんなスローガンが掲げてあったり、目標とか・・・



懐かしい名前もちらほらありました



技術部のオフィスも整然と机が並び、図面箱には、きれいに図面が整理されて



だれもいないオフィス、だれもいない工場でしたが、ものづくりを懸命にやっている100人の力を感じました



ずーっと社内を歩いてみました



わたしが夫の会社で過ごした7年


ものづくりのことなど全く分からないのに、大学の先生に飛び込みで会いにいって求人活動をしたり


新入社員や中途入社の方のお世話をしたり


私は総務や経理、人事といった主に裏方業務をしていたけど、楽しかったな~って



今となっては良い想い出がたくさんあって



私が会社を辞めたいきさつは色々あったのですが、その時はそれ以外の選択肢はないと思えたのですが・・



それでも昨日会社にいたら


ここで夫の仕事をサポートしながらものづくりの現場で頑張るのも人生だったな、と




会社を辞めて10年


ものづくりから180度違うファイナンシャルプランナーとして独立



見るものも違う、聞くものも違う、目指すものも違う


ずいぶん大きな舵をきったものだとつくづく思ったりして




最初から、こう進もうという思いがあって人生これまで生きてきたわけではなく


その時々選択を迫られて、そりゃあベストチョイスとは言えないまでも自分ができることを精一杯やってきた


私のこれまでは、自分が最初からやりたいことをやってきたというより、やれることを一生懸命やってきたって感じかな^^




もちろん後悔はないけれど



あのまま、工場にいて社長というより、おやじさん・おふくろさん的な感じで社員と一緒に営業して機械を動かし、納品してって生活をしてみるのも、それはそれで素敵だったかなと



ものづくりって情熱がないとやっていけません


その情熱をみんなでシェアする充実感


ものづくりの現場にいないと味わえないかも




10年前の10月だな



会社を辞めたの



あれからFPの勉強をして資格をとって、独立してなんとなく仕事らしくなってきて5年くらいかな



10年前



あの時は、まさに私の人生の分かれ道だったんだと思います