どこの運営管理機関の商品ラインナップであっても、必ず用意されているのが定期預金


1年もの、3年もの、5年ものなどそろっています



っが、これらの定期はいわゆる普通の銀行で取り扱っている定期預金とあまり変わりはありません


金利も別に目が飛び出るほど良いわけでもありません



だから、よっぽど定期預金が好き!好きで好きでたまらない!!という人以外は、401Kで積立する必要はないと思います^^;



あとは、ぜっったい、ぜぇったい、マイナスにはしたくないもんね!!という他人以外は、401Kで選ぶ必要はないでしょう。



なのですが、以下3つのケースでは定期も選択肢なのでご紹介しますね。


1、基金の解散などで結構一時金がある


この場合は、とりあえず定期にいれて少しずつリスク商品に資金移動した方が無難です。


いわゆるドルコスト平均法での買い付けです。


500万円の一時金があったら、まず90%を定期にして10%を株式投信にする。


そして翌月また、一部を株式投信にする・・・とたとえば10回にわけてリスク商品を買い付けるのです


もちろん底値が分かれば500万円で一気に買い付けすればよいのですが、それもわからないので分割するわけです


その時の一時置き場として、定期は使えます



2、そろそろ現金化を考えている


たとえば、転職を予定している時。この場合ポータビリティといって、転職先で401Kを継続することも可能なのですが、移管にあたり現金化することが原則です。その時、自分の意思に反して損失が大きいところで売却したりとかになるとイヤなので、早めにリスク商品は手じまいにかかるのです。


退職が近い時もそうです。そろそろ受け取りのためのソフトランディングをしていきたいという時も、リスク商品を手じまいしていく必要があります。


要は使う時の価格変動リスクをできるだけ小さくしたいという時です。


3、マーケットが荒れている時


リーマンが良い例です。マーケットが荒れてしまって、下げ下げ下げ~の時、マイナスが大きくならないうちに定期に避難するのです。


おおやけどをするパターンとして、損切りができないというのがありますが、401K内ではスイッチングが自由にできますから、そのメリットを最大限に活かし下落基調の時はさっさと逃げるのです


そして、マーケットが落ち着いて上昇基調になったところで買い始めたらいいわけです。


他の投信とかだと、手数料とかいろいろ考えるとなかなか思い切ったアロケーションの変更ってできないのですが、401kはネットで簡単に変更ができますからその点便利です。


セオリーとしては、下がり基調のマーケットでも買い続け、結果そのマーケットが上昇すればもうかるのですから、アセットクラスが間違っていなければどんどん買い続けても良いのですが、精神的にきつい方は全額逃げるという方法もありです。


あるいは、毎月買う分のアセットアロケーションは変更せずに、たまったお金の部分だけを定期に一時的に避難するというてもあります。こうしておけば、資産残高マイナス40%みたいなことは少なくとも避けられますので精神衛生上良いです




ホントなら、上記の2パターンのためには定期ではなく普通預金があれば一番よいのですが、残念ながら401Kには普通預金は組み入れていません。


いろいろな運営管理機関の見ましたが普通預金あるいはMRF(元本割れる可能性もあるから望ましくはないけど、セカンドオプションとして)が本当はあった方が使い勝手が良いのですが、あるところ見たことないですね。


MRFはどっかあったな・・・


定期だと中途解約の時利率が下がるでしょ、これが腹立つんですよね~


大した金利じゃないのにね^^


だから、ちょい置き用に普通預金があると重宝するのですが、ちょっと関係者に聞いたところ金融機関がおろしてくれないのだそうですよ、401Kに


そう考えると消去法として、定期預金は上記3つのケースで使うのが妥当かなって思います




自営業の方に確定拠出年金をおススメしましたが、最初から定期だけを選んじゃうと、個人で負担する手数料分確実にマイナスですから、少し利回りを追求しないと厳しいです。


自営業の手数料は会社員と違って全額個人負担ですから・・・



やっぱり日本て会社員天国だな~