こども手当の財源を確保するため2011年の税制改正で配偶者控除に所得制限を設ける方向らしい
たとえば夫が年収ベースで1200万円程度であれば、これまでうけていた専業主婦に対する配偶者控除がなくなるわけ
この世帯であれば、配偶者特別控除部分も年収制限で多分ひっかかるだろうから、実質の影響は配偶者控除の38万円と住民税の33万円に所得控除ということに
1000万円の所得であれば、所得税は33%。38万円のインパクトは12万円ということか・・・住民税は10%だから、3万3千円。合わせて15万3千円
年間これだけの負担増は確かに大きいな~
年収1000万円以上であれば、家計も裕福だろうから・・・という基準なのだろうけれど、1000万円の家計はやっぱり1000万円の暮らしをしているんだよね
FPなので、一般の方よりいろんな人の家計を見ているけれど、これだけの年収があっても貯金がこれだけ?と思う人もいるし、よく頑張って貯金しているな~って感心する家計もある
つまり、年収の多寡で暮らし向きの豊かさは図れないのだけれど、今回の税制改正でもいえることは、私たちの生活は政治のさじ加減でいくらでも変化してしまうということ
15万円で毎年旅行を楽しんでいた家庭はそれができなくなるってことでしょ
15万円で趣味のおけいこ事をしていた人も、それができなくなるってこと
政治の前では、個人はホント無力ですよ・・・
政治の数字ひとつで暮らしが大きく変わりますから
我が家も夫婦そろっていわゆる会社員とは少し違う生活をしているので、家計はかなり変動するんです
先取りでお金を貯めていかないとかなりきつい状況に
ある時にどんどんよけておかないとね
こども手当の財源確保もいいけれど、この国をどうするのか、もっと大きな方向性を示してほしいな~
女性が働くことをのぞむのであれば、働きやすい環境をつくらなくちゃいけないし
子どもを安心して預けるところも必要だし
なんだろね、どこにむかっていくか分からないこの不安感は・・・