先週発売された日経ヴェリタス「プロが選ぶいい投信」に取材協力させていただいています。
もしお読みになった方がいらっしゃれば、いわゆる金融機関の窓口で積極的に販売されている投資信託とFPが選ぶ投資信託がいかに違うかご理解いただけたと思います。
いろんな方のコメントも載っていますが、それぞれ当然なことをおっしゃっています
当然というと、FPならば、という前提条件がつきますが
まず選ぶ時のポイントとは、「どこに、あるいは何に投資をするファンドか」
国やテーマなどが一番大事
たとえば新興国の株式なのか、債券なのか、日本なのか、日本以外の先進国なのか、不動産なのかなど
次のポイントは「コスト」
ただ、コスト面でいえば、とりあえずコストは安い方がいいから、インデックス型ファンドがいいというのは、早計かなとも思います
たとえば私なら、日本をはじめとする先進国はアクティブが良いと思っています
なぜなら、市場の成熟にともない、市場全体が今後も伸びると考えにくい、これからは特定の産業や企業が伸びると思うから
そうなると、インデックス型ではなく、アクティブ型の方がよいとなります
一方新興国については、実際のところアクティブがベンチマークを「納得いくだけ」上回るという状態ではないので、(多分市場も小さいだろうから)インデックス型で十分だと思います。
また1万円でいろんな資産に分散投資ができる「バランス型」の評価も結構高かったのですが、私はむしろ反対
バランス型はポートフォリオの見直しができず(そもそもするような設計ではないが)、状況によって組み換えたりすることができません
すべてお任せ状態
だから私はバランス型はきらい
月々の積立がわずかであっても、やっぱり投資先は自分で組み合わせた方が
ETFもいいですね、積立には向きませんが・・・
特に東京証券市場1部に上場されているETF、たとえばMSCIコクサイやエマージング、Cityに外国債、ゴールドといったところはこれからオモシロイでしょう。
投資ってやっぱり、ピンチはチャンスなんですよね