義父が退院しました
大きな病気をした後なので、家で介護が必要です。
訪問介護の方、入浴サービスの方、デイサービスの方、リハビリの方、いろんな方にお世話になって毎日の生活を送っていきます
父は体の自由はあまりきかなくなりましたが、頭はとてもしっかりしています
言葉は多少不自由になっていますが、話の内容は明晰です
いろんな方が父に接する姿を見ていると、ついつい考えてしまいます
たとえば、父への話し方
おじーちゃん、○○しましょうね。
おじーちゃん、お口あーん。
父は確かに高齢ではありますが倒れる瞬間まで会社の経営の第一線にいた人
体はうまく動きませんが、頭の中では今も現役としてこれからのことを考えている人です
いくら介護といっても、名前を普通に呼んでもらってもよいのではないでしょうか?
子どもに接するような話し方ではなく、普通に大人の会話をしても良いのではないでしょうか?
デイサービスにも付き添ってみましたが、色々な方がいらっしゃいました
認知症なのかな、と思う方もいらっしゃいました。
与えられたぬりえを楽しそうにやっていらっしゃる方もいらっしゃいました
一方で、ムッとした顔で遠くの方を睨みつけているような方もいらっしゃいました
幼稚園児のように一つのテーブルに丸くなって座り、エプロンをつけおやつが出てくるのを待つ
壁には折り紙の作品やぬりえの作品が貼られにぎやかに飾りつけられていますが、入口の自動ドアは自由に外に出られないように出る時は事務の方の許可が必要です。
清潔なデイサービスで職員の方も一生懸命お世話されていらっしゃいましたが、私は正直それぞれの利用者の方への話しかけ方がとても気になりました
親しみをこめるというのもあるのでしょうけれど・・・
もともと関西の言葉は距離感が関東とは違うと感じている私にとっては、ちょっと心地よい距離とは言い難い感じでした
親しみを込めた話し方を快いと感じる方もいれば、そうではない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
折り紙やぬりえなど手仕事を楽しいと感じる方もいらっしゃれば、もう少し違うことを楽しいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それぞれの個を活かし、個と向き合った対応をしてもらえないものでしょうか?
私は結婚してもう20年を超えていますが、父にはいまだに丁寧語です。
○○ですか?とか ○○してもらってもいですか?とか
よそよそしいというわけではなく、私なりの距離感だし、やっぱり自分の親とは違うと思うし、礼儀もあると思っています。
私自身、人と付き合う時はある程度の距離は保ちたいし、いきなり近くに来られる方はちょっとびっくりすることもあります。
まず親が年をとり、いずれ自分も年をとる
いろいろ考えさせられる日々です。