先日20代の女性とお話をする機会がありました
一生できる仕事を考えていきたいという彼女が、いまだに女性が産休・育休をとりずらいということを話ていました
男女雇用均等法施行からもう20年
結局なにも変わっていないのだということですね
大手ならまだしも、そうでない企業だと、妊娠が分かった瞬間働きずらい環境となり、暗黙のうちに「辞める」ことを強要されることもあるそう
「今日で会社を辞めます」なんてメールで退職願いがくることもある今日日、数か月後の産休、1年程度の育休を申請する女性社員にどこにそんな非難されるところがるのでしょうか?
そしてお腹の中で10カ月もいてくれて、お休みをする期日もあらかじめ分かっている産休にどうして会社は対応できないのだろう?と思ってしまうのです。
部下を持つ身であれば、戦力を突然失うリスクにはいつでも備えておかなければならないと思います
私もかつて企業で働いていた時、複数の社員に同時期辞められた経験があります
良かれと思ったことが裏目にでてしまった結果で、かなり落ち込みましたがなんとか立て直しました
私に限らず、チームをまとめる立場であれば、そのむずかしさ、危うさは身にしみているのではないでしょうか?
で、あれば能力があり意欲もある女性が、たった1年や2年休むことをマネージできないで、その会社の上司はどうなんだ、と思ってしまうのは私の意地悪でしょうか?
誰かが抜けた後、人を雇うこともままならない厳しい環境の中、お休みを許すことはかなり大変だと思います
でも、大変だから受け入れしないというのでは、何の進歩もないでしょう
私は女性が必ずしも仕事を続けることが良いことだと思っていません
妊娠という大切な期間に、満員電車にゆられ残業もこなすような日常が母体にも赤ちゃんにも望ましいわけがありません
また産まれた後も幼すぎる子どもを保育園に預けるより、きっと自分の腕に抱いて一緒にいたいと思う母親の方が多いのではと思ったりもします
そんな厳しい選択をあえてする働く女性たちをもっと会社は、サポートしてほしいな~と思うのです。
キャリアを持つ自分、母親としての自分、どちらも大切
やっぱり私たち女性も、もっともっと社会への働きかけをしていかなければならないのでしょうね。