父にがんが見つかり、手術を受ける。


今日1日が長かった母は、扁桃腺をはらし熱を出している娘のふとんで、早々に寝息をたてている。


疲れているみたい。



あすも学校に行けそうにない娘、母は父の様子を見に行かなければならないし、私は仕事がある。


茨城のおじが、あすも母のために病院への送迎をかって出てくれた。



でも、子どもはどうする?



幸いおじの娘(私のいとこ)があすは仕事が休みだというので、うちに来て娘の面倒を見てくれるという。


いとこは22歳、娘はおねーちゃんと一緒で、きっと喜ぶだろう。


熱もだいぶ下がったから、多分二人でいてもいとこが困ることはないだろう



普段あまりいいとこなしのうちの夫も、精神的にはやっぱり支えになってくれる。


仕事を早めに切り上げ父の様子を見にいってくれたり、母に優しい言葉をかけてくれたり。


両親に対して優しくしてくれるというのは、ありがたいこと。



夫の両親も気にかけて電話をくれる。そういえば夫とは19の時から一緒にいるから、私の人生の半分以上が山中の両親との時間になってきているということ。


いつの間にか旧姓より今の名字の方が長いし、お父さん、お母さんと言って4人の顔が浮かぶのだから人生面白い




少子高齢化というけれど、すべての解決策は家族のきずなではないだろうか?



子どもが生まれた時、両親がいてくれたことがどれだけ頼りになったことか。


父が病気になった時、夫の存在が支えになってくれた。


年老いた両親にとっては、娘の存在が励みになっている。



こうやって人は生まれ、家族を作り、やがて年老いて行くんだと思うと、家族がいるということがとても幸せなことなんだと実感する。


子どもが大人になり、育てられ守られる側から、育て守る側に役割交代をしていく



それが自然なこと



自然でいることが結局すべての解決策なのではないだろうか