昨日父に付き添ってセカンドオピニオン外来を訪ねました。


今回予約したのは、国際医療福祉大学三田病院


知人のご主人がお医者様をしていらっしゃるので、その方のご紹介です。





結論から言うと、今千葉のがんセンターで受けた診断と同じでした




前立腺がんも父の場合、悪性ドが進んでおり、積極的に悪いところをとるという治療よりも内分泌療法といって男性ホルモンを抑える治療をしながらがんを眠らせる治療とのことです。



現状hアゴニストというお注射を3カ月に1回受けて、投薬治療をするか、精巣を摘出する手術をして投薬治療をするのか2つにひとつの選択だそうです。



父は手術をすると言っていますのが、精巣を摘出しても精巣で作られている男性ホルモンは90%、残りの10%は副腎で作られるのでそこのホルモンを抑えるためのお薬・・・これが効いてくれるかどうかが生存率の分かれ目だそうです。



父は今回PSAという検査をかかりつけ医に「そろそろ年齢的には危ない年頃なのでやってみますか?」的に軽く受けてみて、その数値が高く(正常値が4のとこお50以上)「これは大変!」となったのですが、お医者様にうかがうとどうやら4、5年はがんができてから経っているみたい



もっと早くに見つかれば、完全にがんを取り去ることもできたのに、今ではリンパにも転移しているのでがんをすっかり取り去るのは難しいそう・・・



発見がもう少し早ければ



悔やまれるけれど、それは今更しょうがない。今できることをしっかりするだけ





副腎からの男性ホルモンを抑えるお薬が効いたところで、平均的には4、5年というのが余命みたい



ピンとこないけれど



うまくお薬が効いている人はそれでももっと長生きしている方も多いというから、お薬が効くことを願うばかり




父は、うちの娘が成人式を迎えるまではなんとか元気でいたいと言っているけれど、いつまでも元気でいてほしい



病院の帰り道、父と「がんでよかったね」トーク




脳溢血で体が不自由になるとリハビリが大変だから、がんでよかったね


交通事故であっと言う間に亡くなると、心の準備もできないから、がんでよかったね


今は緩和ケアもあるから、がんでよかったね


残り時間が分かると、自分なりに整理もできるからがんでよかったね


気がつかずに本当の手遅れにならないうちに発見できて、よかったね




私も父も根があっけらかんとしているので、まっ、見つかってよかったじゃん、治療方法もはっきりしてするべきことが分かってよかったじゃん・・・という具合



そのあと、「お父さんのあの全身のCT写真、なんかゴリラみたいだったね」


「そうだな~、もう少し男前にとってくれたらいいのにな~」


なんて、お昼のおそばをすすりながら言ったりして・・・





世の中には、いきなりのお別れに直面しなければならない人もたくさんいるなか、選択肢があるのはラッキーなのかも



幸いなことに前立腺がんはそれほど進行の早いがんではないこと、精巣をとる手術が難しいものではないことなどプラス要因はあるから、前を向いて頑張りましょう




あーどうか手術がうまくいってお薬が効いてくれますように




元気な父が、病気で弱っていく姿を看る覚悟は、やっぱりまだありません