外貨建て養老保険のデメリットは、なんといっても保険的費用がかかること。それから早期解約時のペナルティが大きいこと。
最初は10年でもいいかな、と思っていてもこの先急にお金が必要になってしまうことも・・・
外貨建て養老保険と同じような仕組みで「外貨での利回りが保証されている商品」といえば、
外国債券です。
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具体的対策 その3
たとえば大和証券の外国債券 をリストをみると10年程度時間をおける方であれば3%台の利回りをつけるクーポンがごろごろしています。
このゼロクーポン債というのは、日本でいうところの割引債です。
念のためおさらいしますが債券という商品はお金を相手に貸してあげるという商品です。貸付です。
貸付なので、期限を決めて元本を返してもらいます。これが償還
100万円を決めた期限で100万円返してもらいます。
100万円が100万円でもどってきてもしょうがないので、金利をもらいます。この金利のことをクーポンとよび、通常半年に1回利払いがあります。
これが、債券のベーシック「利付債券」の仕組み
これに対して割引債というのは、最初に利回り分を割り引いてお金を貸すことです。
100万円を金利2%で10年間貸すと、毎年2万円の金利を受け取り10年後に100万円を受け取るのが利付債ですが、割引債はお金を貸す時点で金利分20万円を差し引いて80万円をかし10年のに80万円を受け取る仕組みです。
利息分を前倒しでもらうわけです。
これが割引債のおおざっぱな仕組み。このことをゼロクーポン債といいます。
ただ市場で売られている債券は中古のもの(すでに発売が終わって最初の持ち主がその権利を売却したもの)が売られているので、条件が少し複雑になっているのです。
でも、私たちがチェックするところは販売利回りというのを見ると参考になります。
これも、今外貨をどこに預けているかという状況にもよりますが、大手証券会社(野村さんとか大和さん)とかに外貨を移せる人には結構いい選択肢だと思います。
ネット証券には残念ながらアメリカなどのいわゆる先進国が発行する既発債のバリエーションが少ないようです。