またまた円高ですね。
今年は1ドル90円、よく見ます・・・藤井財務相が積極的な円安介入はしないと言ってましたから、しばらくはこの傾向が続くのかも知れませんね。
円高になると
円の購買力が上がるということなので、外国からモノを買うには好都合です。シルバーウィークは終わっちゃいましたが、お金と時間がある人にとっては海外旅行に行くのはチャンス。
手にするものすべてが「お安く」感じるでしょう。
一方代金をドルで受け取っている人たちは、困ったことになります。
たとえば、代表的な例でいえばトヨタやソニー。外国に製品を売っているようなところ。
たとえば1台100万円の車。国内で売れれば100万円の売り上げです。
でも海外で売れば・・・1ドル100円であれば100万円の売り上げですが、1ドル90円であれば90万円の売り上げということに。
でもその1台の車を作るのにコストは日本円でかかるわけですから、為替が円高に動くということは直利益が減るということ
つまり、円高は見方によってはプラスにもマイナスにもなるわけですね。
では、投資家目線で言うと
今ドルを持っている人は、ショボーンです。
いわゆる為替差損を被っているからです。
外貨預金が今満期になると厳しいです。「継続」していつくるか分からないつぎのチャンスを狙うしかありません。
外貨MMFをしている人も、含み損ですね。どのみち長期で運用するつもりだから、という方はドル建ての債券で金利を稼ぐという手もあります。
FXをしている人も・・・レバレッジ大丈夫ですか?あまり大きくしているとロスカットになりますよ。もちろん損切りルールを決めている方はそうしてもよいでしょうが、円高長引くかもしれませんから、対策を立てた方がいいかも。
ドル建ての投資信託を持っている人。きちんとポートフォリオを組んで長期運用をしているのであれば、それほど心配しなくてもよいと思います。もっとも投資信託は頻繁に売買するものではありませんから。
ようは円高だとドルで資産をもっている人は、目減りするのです。