私は地元の千葉県佐倉市で、いくつかのNPO活動にかかわっています。
その中のひとつ こどものあしたプロジェクト
これは、文化をとおし、輝く子どもたちの未来を考えることを目的とした活動です。
こどものあしたプロジェクトのブログ
って、私が書いてます
このプロジェクトは今年3年目を迎え、毎年1作品佐倉音楽ホールという600名強入る劇場でお芝居を上演しています。
一昨年はミュージカル「はだしのゲン」
昨年は、オペラ「森は生きている」
そして今年は、劇団うりんこの「ダイアル・ア・ゴースト(幽霊派遣会社)」です。
上演は11月15日(日)で、私自身チケットの取り扱いもしています。興味がある方は、ぜひご連絡を!!
大人は3,000円、子どもは2,000円、親子券は4,200円です。
どうですか、アクセスできる方一緒に観劇などしてみませんか?
お芝居って、その気にならないとなかなか見る機会がありません。
ドラマだって映画だって、すぐに家庭で見られる時代、何も高いお金を出してわざわざ劇場に行かなくっても・・・
そんな風に思いがち
でも、生だから、人間が目の前で演じるから、感動することもあるんです。
「子どもが行きたがらないから」
こんな理由も聞くこともあるのですが、子どもが見たことも経験したこともないお芝居に最初から興味をもつでしょうか?
まずは、親として子どもに何を与えたいか、どんな体験をさせたいか、そんな思いが大切なのではないでしょうか?
私は田舎育ちですが、母がオーケストラの演奏会やバレエ公演など、チャンスが少ないながらも地元のホールで開催される芸術演目があれば必ず連れて行ってくれたものでした。
やはり生の演奏や目の前で繰り広げられる美しい芸術に感動した経験があるためか今でも音楽が好きですし、お芝居も好きです。
これって母から与えてもらった貴重な財産のひとつだと思っています。
日常、テレビにばかり慣れてしまうと、それも受け身でただなんとなく音楽を聴いたり、お芝居を見たりしていますが、やはり芸術って足を運んでこそ良さが味わえるものだと。
だから、やっぱりちょっとおめかしして、ちょっとだけいつもとは違う雰囲気で、いつもとは違う場所で、ちょっと緊張して、芸術を楽しむことって必要だと思うのです。
子どのころに芸術に触れていないと、なかなか大人になって改めて芸術に触れることは難しくなります。
昔は学校でも必ず芸術鑑賞というものがあり、それなりに1度や2度は演劇や演奏会に行く機会もありましたが、それも今はどんどんなくなっていると聞きます。
もったいないです。
私はアメリカに留学していた際ドイツ人の友達が一番多かったのですが、彼らは日常の中で音楽はじめ芸術に親しんでいました。
みずから楽器を演奏したり、オハイオ州のコロンバスというところに住んでいたですが、毎年夏に行われる野外コンサートにはみんなで出かけましたし、ちょっと遠出をしてクリーブランドオーケストラにもでかけていきました。
一軍ではないですが、ブロードウェイのミュージカルスターたちがコロンバスのシアターにやってきた時はミュージカルも楽しみました。
みんなでちょっとおしゃれして、鑑賞の後はちょっとワインでも飲みながら感想などおしゃべりしたりして。
芸術って暮らしを豊かにするスパイス。
なくても暮らしてはいけるけれど、そのスパイスの味を知らない人生ってちょっとさびしいと思うのです。
今回わたしたちプロジェクトが主催するお芝居は「ダイアル・ア・ゴースト(幽霊派遣会社)といいます。
奇抜なタイトルですが、ひとことで言うと幽霊と少年の心の通い合いを描いたお芝居です。
舞台は、10人の役者さんが30の役を演じるというスピーディでダイナミックな舞台だそうです。
先日劇団うりんこの後藤さんという方との事前交流会があったのですが、何よりも心ひかれたのは
「死にたいと思っている少年が、もっと生きたいと思って死んでしまった幽霊と出会い、成長するストーリー」だということ。
物語の背景には第二次世界大戦中に戦火に焼かれ家族を失った人々の悲しみも織り込まれており、今核廃絶の動きがまた注目されるなか、非常に意義あるお芝居ではないかと思っています。
今回の対象は小学生以上としていますが、それこそ親と一緒の時間を過ごすことが少なくなっている中高生にも見てもらいたいな~と思っています。
もし今までお芝居を見たことがないという方、
お子さんは一度も生の舞台を見たいことがないという方
笑いあり、喜びありのうりんこさんのお芝居はそんな方にとっても素敵な「初めてであう芸術作品」となると思います。
千葉県の佐倉市音楽ホールは、京成線臼井駅というところにあります。
都内からだと1時間は軽くかかってしまいます^^
でも、とっても素敵な劇場ですよ。ホールにはパイプオルガンもあります。
私も当日はスタッフとしてえっさほいさ動いていると思います。
ぜひ、芸術をお子さんと楽しんでみませんか?