預金はやっぱり損な役回りです。
だって私たちの預金はいったん銀行の金庫に入り、銀行はその金庫のお金をもとに企業に貸し付けをしますよね。
銀行は私たちに払う金利と企業から受け取る金利の差が儲けになります(ものすごく単純なたとえですが・・・)
受け取る金利と支払う金利 銀行の立場で考えれば当然前者が大きく後者はちいさくなくては利益になりません。
仮に私たちが受け取る金利を1%、企業が銀行に支払う金利を3%とすると銀行の取り分は2%です。
企業は当然銀行の借金は返したいですから、金利分の利益を最低でもとっていかなければなりません。どうやって?
簡単なのはモノやサービスの値段にのっけることでしょうね。同じだけ売れたらその分利益ですから。
これまでのモノやサービスに金利分がのっかったら私たちの暮らしは大変ですね。お金が足りなくなります。でも預金の利息はどうかという、とても企業が銀行に返さなければならない金利分には追い付かなくなります。
もし企業にとってお金をゆうずうする手段が銀行からの借り入れしかなかったら・・・
企業が借金を返すための手伝いを私たちは少ない金利を受け取りながら苦しい思いをして支えなければならなくなるかもしれませんね。
まあ、とんでもない例えかも知れませんが、世の中こういった側面もあるのではないでしょうか?
企業にとっても借金の返済に翻弄され本来の業務に集中できなくなるより、「ガンバレ」と背中を押されて資金提供を受けた方がうれしいのではないでしょうか?
何を信じて投資をしたらよいのか?
世界を信じて・人を信じて
そんな風に言ったら笑われますか?
でも、やっぱり私は人っていいなって思える社会に生きたいと思うし、子どもにもそんな社会を残したいと思います。
人間って愚かな生き物かも知れませんが、でも明日はもっと良くなろうという気持ちを失ったらつまらないですよね。
投資は人間が行う経済活動の通信簿
私だってその経済活動の一員ですから、やっぱり役割は全うしたいなって思います。