日経が1万円を超えてきましたね。といいながらも、昨年の今頃は13000円位だったのですから、まだまだ「戻った」とは言えませんが、1万円という大台に載れたことはやはりひと安心といったところでしょうか?



IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として投資信託の販売を始めたころ、私と夫と娘の名義でそれぞれ違うパターンで実験的に投資を始めました。


まず私名義では、10本程度の投資信託を組み合わせ国際分散投資。日本の大型株、アメリカ株、欧州株、新興国株、世界債券と割合を決め一度に購入


夫名義では、購入する投資信託はほぼ同じ銘柄ですが、毎月積立で購入


娘名義では、毎月の積立額2万円と少額でバランスファンドを購入




スタートはすべて同時期2年前です。




1年前、私の伸び率が最も高かったです。

そして昨年秋、私の落ち込みが最もひどかったです。



・・・日経もNYダウも堅調な回復の兆しを見せている中、現状どうか。



私の残高は伸び悩み。今だに大きな赤字です。

それでも今年に入って日本株の投資信託を損切りし、同じ日本株ですが運用方針が異なる投信に乗り換えたのが幸いし、だいぶ改善のスピードがアップしました。

また世界債券の投資信託も円高傾向に合わせ為替ヘッジありのタイプに乗り替え。この判断もプラスに働きました。



でも、今だにマイナスです。(何度もいいますが)


100あったものが40%下落するのはあっという間。

でも一度60まで落ちたものが100に戻ろうとすると40%では戻りません。84にしかならないのです。


私名義のこのポートフォリオについては、100年に一度のマイナスが何か月で回復するかを見るため、しばらくこのままでおくつもりです。


一方毎月の積立で購入している夫名義は現在20%のプラスです。

スタート時点では、私とほぼ同じ投資信託を購入しているにも関わらず、それほど大きな伸び率はなかったのですが、昨年秋の下落局面でもそれほどの落ち込みもなく、また下落したところでさらに積立で購入し続けているのでこの回復局面にて着実に成果を上げています。


取得単価が私とは全然違いますから、利益が生まれるわけです。



購入タイミングを分散させるドルコスト平均法、さすがに下落後の成長時の強さが真骨頂というのがうなずけます。夫のポートフォリオについては、株式配分を高くしているのもプラス要因でした。


娘の方は、ここはバランスファンドですから、ちょびちょびです。大きく下がることもそれほどありませんでしたが、今も相変わらずかわいいもんです。やぱりバランスファンドはバランスファンドだな~と・・・


娘名義のバランスファンド、運用期間は超長期と決めているので、新興国株投信を1本追加して月3万円でしばらく競わせて?みるつもりです。




これら3パターンを比べて明らかなのは、「投資信託の購入は積立がよさそう!」ということ。前提として、長期で運用し残高を殖やすことを目的とするならば・・・



一方一時払いで運用する場合は、やはり途中で売却して利益を確定して、また時期を見て買ってということが必要そうです。ただそうなると、手数料が高い投資信託では部が悪いので、ETFなどの方が効率がよさそう。



資産運用においては、将来が分からないだけに「正解」はないのでしょうが、私がチョイスしているファンドは投信の評価を専門に行っている機関が絞り込んだ商品だけに、平均値より優れたパフォーマンスをしてくれているのは確かなようです。



とにかく、資産運用は自分でやってみなければ、机上の理論だけでは通用しません。今後もより良い運用商品を常に研究し、お客様のアドバイスに役立てていかなければ!!と思います。