外貨MMFという商品は証券会社などで扱っています。MMFというのは、Money Market Fundの略で、ひとことでいったら預金ではなく投資商品です。
外貨MMFとは昨日まとめた外貨預金の2つのトラップがクリアできる商品、つまり買い時・売り時が自分で自由に決められる、そしてコストが安い商品です。
昨日の記事 外貨預金のもうひとつのトラップ
ひとつめのポイントである「売り時」が自由に選べるという点は、満期がないからいつでも為替の変動を見てドル→円にしたりユーロ→円にしたりができるということです。
そしてコストでいえば、たとえば一般の銀行の為替手数料は1ドルにつき1円ですが、外貨MMFならその半分の0.5円というところが多いし、さらにネット証券ならその半分程度です。
つまり好きな時に自由に外貨を売買できてさらにコストパフォーマンスが良いところというと、外貨MMFなら「ネット証券」ということになります。
ネット証券なら、楽天・SBI・マネックスあたりが有名ですが、それぞれサイトをのぞいてみて、読みやすそうなところで情報をとるとよいのではないでしょうか?
個人的にはマネックスのサイトが分かりやすいかな~と思っていますが私は3社に口座をもっていて使い分けをしています。
そうそう、マネックス債1.1% 発売中ですよ~
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ちょっと横道それました
投資商品といっても公社債投資信託といって、格付けの高い債券やコマーシャル・ペーパーといった安全性が高く短期間で決済可能なもので運用されるているので割りと気軽に始められます。
証券会社のサイトをみるときは、「投資信託」のカテゴリに外貨建MMFがありますから調べてみるといいですよ。
投資信託なので、外貨預金と違って約束された「金利」はありません。運用結果を実績に応じて配分されるので、最初からは決まらないのです。
利回りが分からないと「やる気」にならないかもしれませんね^^だいたいどこの証券会社でも直近1週間の平均利回りを提示していますから、参考になります。
コストはちょっと割高なのですが、大和証券 もいいですよ。
ひところのように、「え~ こんなにいいの?」という感動はなくなりましたが、これに為替差益が自分の腕で加えていくのですから、まあご心配なく。
たとえばアメリカの雇用統計があまり良くなかったから、ドルが売られてまた少し円高傾向ですよね。だから今ドルを買うのはいいかも!とおもば、外貨建MMFでドルを買っておくんです。
そして、都議選の結果が「な~んだ、がっかりね」となり円安になったら今度はドルを売ろう・・・というシナリオを描いて運用してもいいわけですよね。
外貨預金は、為替の動向を注意してみなくてもいいという一見楽そうな感じですが、投資に「放置」は厳禁。やっぱり自分で売買判断をしなくちゃダメです。
そしてめでたく円安で為替差益が出ました!! 保有期間中の利回りもゲットしました!!となって時のために知っておきたい税金のこと
利息収入については20%の源泉です。これは外貨預金と同じです。でも外貨預金なら為替差益(めったにありませんが・・・)は雑所得として課税対象となりますが、外貨MMFの雑所得は非課税です。
税金を払わなくていい・・・なんか得した気分です。
どうですか、、外貨MMF 悪くないでしょ?