金融機関さんから依頼されて伺うセミナーでは、ほとんどの場合参加者は高齢の方。
たぶん平均年齢70歳くらい?
最近銀行さんで売れている商品は確定年金だそうです。
10年位お金を寝かせて、年金として毎年分割で引き出す商品です。このタイプの商品予定利率は1%そこそこ。なぜこんな商品が売れるの?
しかも60代後半の方が購入して本当にメリットがあるのだろうか?
10年の国債であっても利回り1.5%近くあります。同じ10年ならなにも保険じゃなくても良いのでは?
それに高齢者にとって10年って予測するのが難しいでしょ?
その間、相続が発生したり、病気になったり、ご本人が死亡ってケースもあるかもしれない
マイナスのことだけじゃなくても、旅行に行ったりするお金やリフォームするお金や、おけいこ事に使うお金など本来楽しみに使うべきお金も沢山あるはず。それを10年というくくりを設けてしまうと、自分のお金なのに自由に使えなくなってしまうのでしょ。
私なら、そんな提案しないだろうな~。
ゆとり生活のために使うお金でれば、3%台の債券を紹介してその利息を遊びのお金にあててもらう。
1000万円を預ければ、毎年30万円位の利息収入が入るから、アジアの国などに遊びにいけば結構いいお小遣いになるんじゃないの?
実際にこんな感じでこの商品を利用している私のお客様多いです。皆さん喜んでいらっしゃいますよ^^
もし家族にのこすお金であれば、お子さん名義あるいはお孫さん名義で毎月積立投資信託を買ってもらう。10年、20年の間に大きく膨らむ可能性が高いから
配偶者との年齢差があって、奥さんを遺すことが心配な方なら一時払いの終身保険に入っていただくことも。60代であっても700万円の一時金で1000万円の保障が得られたりするから。払われる理由は死亡時と限定されるけど、一瞬にして700万円が1000万円の価値に変わるわけだから分かりやすいし、何より安心が手に入る
私だって金融商品をご紹介すれば多少なりとも紹介料やコミッションを受けそれを収入をしているのだけれど、何しろ個人で仕事をしていれば経費がかかっていない分焦った仕事をしなくてもいいだけ有利というもの。転勤なんてないから、お客様とも長いおつきあいとなるから、変な商品紹介できないものね。
IFA(独立した立場のファイナンシャルアドバイザー)としての認知が日本ではまだまだ低いからしょうがないとは思うけど、欧米並みにサービスができるようになれば、お客様もより良い金融商品を選ぶことができるのに。
まだまだ私も頑張りが足りません。より良いサービスをより多くの方に提供できるように、もっと頑張らねば!!