私のお客様の中で、お預かり金額が最も多いのがこの層です。
人数からいうと、20代と30代の方が多いのですが、なにせこちらの年代は資産形成を始めたばかり。月々3万円で投資信託を積立中という方が多いので・・・
50代の方が私のところへ相談にお見えになるケースは、「人生の転機」
たとえば仕事を変わる
離婚、再婚、死別
子ども独立 など
たとえば早期退職に応募した方なら、数千万円の退職金を手にして、こども大学資金としようか住宅ローンを完済してしまおうか、はたまた老後資金として残しておくべきか悩むわけです。
この場合、シミュレーションはまず行います。したがって相談料は一気に5万円コースへとなるわけです。
税金のこと、年金のことなど複合的に判断が求められるので、まずはヒアリングのあとキャッシュフロー表を作り、必要運用利回りのめどとつけていきます。60歳あるいは65歳時点で、いくらあればいいのか・・・を試算するわけです。
ゴール設定ができれば、今度は住宅ローンにあてるのが、運用資金に残すのかいろいろお客様のご要望をお聞きしながらプランを考えるわけです。
お子さんが大学生くらいという方も多いので、保険を減額できるケースがでてきます。また以降のことを考えると終身医療保険に入った方が良いケースもありますので、この辺もお取り換えが必要となります。
運用商品の整理も必要ですね。これからまだまだ資産づくりをしなければならないのに、毎月分配で基準価格が下がっても喜んだりしていらっしゃるので、まずはその辺から誤解を解いていかなければなりません
公的年金についてもある程度数字が見えてくる年齢なので、より緻密な計算をして将来を考えていきます。
運用商品については、やはり複数の商品をご提案することになるので、時間はかかります。
仮に1000万円運用に回せるお金があったとしても、一度に運用商品を購入するのではなく、分割で購入するのが基本です。この方が失敗が少なくて済みます。
あとこの年代に多い相談が相続でもらった資金の運用ですね。いきなり土地や現金が手に入るので、どうしようということになります。
でも基本の考え方はいつもと一緒、4分かつです。3つ目の箱のボリュームが増えるだけです。
ただ相続でもらった財産が多い場合は次の相続のこともかんがえなければなりませんので、少しずつ節税のための対策を煉ります。終身保険を使ったり、運用商品で生前贈与をしたり
これについても策はいろいろあるので、お客様に合った方法を考えるわけです。
定年までがカウントダウンに入っているだけに、お預かりした資産残高にはかなり気を使います。