年金と資産運用アドバイスを得意としている私なので、お客様にも年金について問われることが多い。
いろいろ説明するけど、確かに制度上の問題点も多いんだけど、それより気になるのが誤解のひどさ
まず年金制度をしっかり理解しようよね!と思う。
知らずに文句を言うより、知って建設的な意見を言う方が大人じゃない?
まず自分が入っている年金制度について理解しよう。
公的年金には2種類あって、20歳から60歳の日本に住む全ての人が加入する国民年金。
そこに会社員が上乗せで加入する厚生年金(公務員は共済年金という名前)があります。
自営業者や学生、無職の人は、第1号被保険者と呼ばれて、国民年金のみに加入しています。
会社員や公務員は、第2号被保険者と呼ばれて、国民年金と厚生年金(共済年金)の2つの制度に加入しています。
同じ無職であっても、会社員または公務員の妻は第3号被保険者と呼ばれ、国民年金に加入しています。
負担する保険料もそれぞれ違います。
第1号被保険者は、月の保険料は定額で14666円です。(まとめて払うとちょっとお得!)
定額というところがミソで、収入の少ない人も高額所得者も毎月の負担額は一緒。
ただそれだと、生活が苦しい人など大変なので、保険料免除制度 といって保険料を払わなくても加入できるという特例があります。
保険料の支払をせずに加入を続ける方法には、大きく分けると2種類あって、保険料の支払を辞めることができる「免除してもらう」方法、と今ちょっと厳しいので、あとで払いますという「猶予してもらう方法」
免除は、収入や家族構成に応じて、全額、4分の3、半額、4分の1免除の4種類があります。
収入が激減して・・・という方は市区町村の年金窓口に相談にいきましょう。
猶予はさらに、「若年者(30歳未満)」と「学生」にわかれ、いずれにしろ保険料の支払を待ってもらえる制度です。
たとえば、大学を卒業したものの、定職につけず収入がないなどは若年者の猶予制度が適用になります。
学生も同じように保険料の支払を待ってもらうことができます。
保険料の支払が厳しい方は、ただ年金制度に未加入にするのではなく、きちんと手続きを行うべきだと私は思います。
なぜならば・・・
長くなるので、ここから先はまた明日
年金について不安をおもちの方は、CFP山中までご相談ください