気をつけたい定期預金の3つめ
預入期間が自分で決められない定期預金も、やはり注意していただきたい商品です。
特徴として、2年目、3年目・・・と金利が上がるようになっていて、「当行の判断により期間が最長10年まで延長されます。中途解約は認められません」などと朱書きされています。
この預金、確かに見た目は条件がいです。
また1年目、2年目を見るとその金利は間違いなく魅力的です。
でも、問題は期間。
当行の判断により、期間が延長されてもホントにいいの?ということ。
最長10年の延長もありうるというのは、10年間は使えないことを予定しておかなければならない、ということ。
10年・・・、大丈夫、大丈夫という方。ほんとに大丈夫?
10年って長いですよ~。きちんと今後のライフイベント考えたかしら?
もうひとつ、どんな時に「当行」は期間延長を判断するのか?
もし私が銀行なら、一般の定期預金などの金利ががってきた時は迷いなく延長するでしょう。
たとえば、期間延長のある定期のあらかじめ決められた金利が3%、5年後の一般の定期預金金利が4%であれば、期間延長のある定期はそのまま据え置きにしておきます。そのほうが銀行としては負担する利息が少なくて済むから。
もちろん期間延長のある定期はスタート時点の金利が良いので、いつこの逆転が起こるか誰にも分からないのですが、そういうこともありうるということは覚えておいた方がいいです。
防衛策としては、やはりここでもお金の4分法。
すぐ使うお金、10年以内に使うお金、10年以上先に使うお金、万が一に備えるお金
これをきちんと考えている人は、大きな間違いは起こさないと思います。