定期預金であれば、ひとつの銀行に預けるお金1000万円まで!を守っていれば、あとは金利の良いところを選ぶべき
用心のために、お金をいくつかの銀行に分散させておくことは大事。これまで何度かお話したポイントです。
でも、同じ「定期預金」という呼び方をしていても、気をつけたい商品が4つあります。
短期間のみ高金利が適用される定期預金
投資商品と抱き合わせの定期預金
預入期間が自分で決められない定期預金
外貨建の定期預金
今日はそのうちのひとつ、短期間の高金利が適用される定期預金の注意点を・・・
この商品の特徴は「退職金の運用」とか「ボーナスの活用」とかいうキャッチがついています。
金利3%(3か月)のように、一見するとびっくりする位の金利を出して()書きで適用期間を示すのが特徴。
この表示に嘘はないのですが、一般の人にとってはわかりにくいです
金利3%が適用されるのは3か月のみというのが正しい理解。その3%も実際には、12か月分の3か月という意味になります。
たとえば100万円をこの定期にあずけ、1年後に3万円の利息がつく!!と思いきや・・・
3%がつくのは最初の3か月のみ。つまりそこでつく利息は7500円
(100万円x3%÷12か月x3か月)
その後の9か月は通常の普通預金金利になるというのがこのタイプの定期預金のルール
今だと普通預金の金利は0.2%程度だから、残りの部分につく利息が約1500円
(100万円x0.2%÷12か月x9か月)
合計すると9000円がこの定期のお利息(実際には税金が20%差し引かれます)
だったら、1%の金利がつく定期預金に最初からしておいた方が良かったね、ということになります。
金利○%と言われると戸惑ってしまう人は、銀行の窓口で
「っで、結局1年後は手取りでいくらになるの?」とぶっちゃけ聞いた方がいいかも
心とお財布を幸せにする専門家 CFP山中への相談申込はこちら