16~22ヶ月(生後1.5~2歳)⑤

遊びや運動は必要

 行動全てにはその行動欲求があります。行動欲求が満たされない場合、犬は別のところでその欲求を満たそうとします。どの犬も、運動したい、遊びたい欲求があります。この欲求が満たされないと、例えば吠える、咬む、さらに唸ったり、攻撃するという行為に変化することもあります。翻って考えると、適切な行動にその欲求を転じてあげることで問題は緩和することもあるのです。イギリスには疲れた犬は良い犬だということわざもあります。

信頼は事故のもと

 トレーニングが進んでいくと、同じ訓練をリード無しでやってみたい、あるいはリード無しでどこにでも連れていきたいと思うかもしれません。しかし、柵で囲われた安全な場所以外ではリードを放すことはとても危険なことであることを自覚してください。普段はとても良い子でも、急に大きな音にびっくりしたり、パニックになってしまうことがあります。リードは犬をコントロールするだけのものではありません。犬の安全を確保するものでもあるのです。また犬の安全を確保するのは飼い主の仕事です。

 過度の期待と信頼は思わぬ事故の元になることがあります。気をつけてください。


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