診断士二次の解法をご紹介します。
事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲすべて同じです。
実際の令和元年事例Ⅰの私の答案を画像でお見せします。
①ページの切り離し
・ページをばらしてもわかるようにページの上にページ番号を入れます。
・ページをバラバラにします。
②段落の記入
・与件文に段落番号をいれて、段落の塊を把握します。
③事例企業の概要把握
・与件文の1段落目を読み、会社の概要を把握します。
④設問文の読み込み
・設問文を読み込みます。設問文にちゃんと適確に答えられるよう、キーワードには、しっかり丸を付けます。設問文の制限事項はしっかり読んで、外さないようにしましょう(○○時点、▲▲事業分野について、◇◇以外の施策についてなど)
・設問文の各設問の相互関係性を理解します。
とにかく解答は、事例企業である中小企業社長に向けた、一つの診断報告書、改善提案書だと思うといいですね。
設問1で事例企業の強みを確認し、設問2、設問3で弱みを克服し、設問4で、設問1およびと、設問2、3で克服した強みも活かして機会に向けて成長戦略を描く提案だな・・・とか。
⑤与件文の読み込み
・与件文を、機会・強みを「赤」、脅威・弱みを「青」、中小企業の経営方針や社長の思いを「黄色」で塗ります。中小企業診断は、社長の思いを実現することなので、黄色を実現するのは重要なため、色を変えます。
⑥与件文と設問文の紐づけ
・与件文と設問文を見ながら、どの設問にどの与件文を使うか決めます。使う与件文は、段落の右に設問文番号を入れます。
・まったく使っていない与件文の段落があるということは、与件文の読み込みが抜けていると判断しどこの設問で使うのか確認します。
⑦解答案の全体構造を確認し、設問の解答順を決めます。
・④でやった流れを確認しながら、全設問の解答イメージを整理し、設問の解答が、事例企業への診断報告書、改善提案書だった場合、全体としてストーリーが成り立つか確認します。全体のストーリーを確認することで、とある設問の解答が、全体の流れの中で違う方向になっていると、与件文、設問文を自分が読み間違っていることがわかってきますので、その設問解答は見直します。
・全体のストーリーが整ったら、設問の解答の順番を決めます。基本は、設問2の弱みを克服する解決策の提案、設問3または設問4の機会と強みを活かした今後の事業展開を書いてから、設問1のSWOT分析結果を書いたほうがつじつまが合いやすいです。
ここまでで500文字だったら、40分、600文字だったら、35分で終わらせましょう。
⑧解答の作成
・解答は、1内容を30文字程度と考えます。
100文字であれば、①、②、③で30字x3だな とか
120文字であれば、問題は①、②、解決策は①、②で30字x4だなとか
・解決には、1次の知識のキーワードを埋め込むようにします。
事例Ⅰであれば、シナジーとか、モラールとか、職務充実とか
事例Ⅱであれば、ロイヤルティとか
事例Ⅲであれば、5Sとか
・設問文に確実に答えます。
問題は、解決策は と問われたら、「問題は・・、解決策は・・である」とこたえる。
理由は、と問われたら、理由は、①・・・、②・・・である」と応える。
・問題は①、②としたら、解決策の①、②は対応しているようにする。