1か月が過ぎました | のぶ味食堂

のぶ味食堂

子育てはもう卒業という時に、ドイツ語でお母さんという意味の「MUTTI」の名前の美容院をオープン。
半世紀生きてきて大きな夢を叶え 前だけを見て進んでいます。
どこにいても、誰に対してもお母さんの様なのぶ味です。
趣味は料理で、簡単レシピも 載せてます。

こんばんは!!

のぶ味食堂へようこそピンクハート
パー( ̄∇ ̄)
のぶ味食堂と言いながら、
飲食店関係者ではなく
ちっちゃなちっちゃな
プライベートサロン
Hair&Head Spa 
MUTTI

オーナースタイリストです。
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とっ君が天に帰ってから
今日で1か月

のぶ味は今日も元気です。

とっ君の事ばかり考えていたら、
12年前に亡くなった父親が
夢に出てきたというね。
しかも、怖い夢で父に助けを求めて
うなされ、うわ言で父を呼ぶ。

隣で寝ていた、旦那も
ビックリして飛び起きた。

怖い夢でした…

お父さん、やきもち妬いちゃったか!?
ってね。
近々お墓参りに行ってきます。
( ̄▽ ̄)


とっ君には行きつけの床屋さんが
ありました。

半田に越してきてからの付き合いなので
もう20年ほどになります。

旦那も息子も通っていた床屋さん。
(今は2人のカットは私)

とっ君がベットから降りられなくなり
床屋さんに行けないので、
髪も長く伸び、テッペンは
ハゲちゃってるのなので
お茶の水博士風になってました。


白髪だしね(笑)

私、美容師だから身体介護は下手だけど
髪は切れるぞっ!と思い

『髪が伸びたから、私が切ろうか』

と言うと

『切ってもらいたいのは山々だけど、
いつも野菜もらったり義理があるから、
ふそうさん(床屋さん)に
切ってもらわないかん』

とね。

たまたま、ふそうのご主人が取れたての
野菜を持ってきてくれたので
とっ君の顔を見てもらいました。

ふそうのご主人は、
ベットで横になるとっ君に

『徳さん、寝とったらいかんよ。
嫁さんに切ってもらいなぁ〜』

と元気付けてくれました。

『どうしても、お父さんは、
ふそうさんに切ってもらいたいんだって』

と笑うと

『そんな事言わず嫁さんに切ってもらいな』

ととっ君には言い、私には、

『いつでも言って』

と言って帰って行かれました。

『お父さん、いつでも来てくれるそうだから
またお願いしようね』

と話したのが4月の終わり…

私に切ってもらいたいのは山々
そんな風に思っていてくれたのか
私に気を使って言ってくれたのか
嫁としては、嬉しい言葉でした。

その後ふそうさんに来ていただく間もなく
天に帰って行ったとっ君。


最後のカットは
美容師の嫁がしました。

最初で最後のとっ君のカット

そして、眉毛のカットは娘が…



泣き腫らした目で
眉カットをする娘

この娘
しゃくり上げ泣いた1時間後

『お腹空いたパン食べる!!

とね
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

舅危篤でパンを焼く嫁も嫁だけど
祖父亡くなった直後
パンを食う孫娘っていうのもね〜(笑)


とっ君が亡くなるチョイ前に
焼き上がったパン…


このパンの半分程食べました。
(すごいなっ)


あっ
パンの話は置いといて(笑)



お別れに来てくださった
理容ふそうのご夫婦
車の中でご主人が奥さんに

『あんな事言わずに、徳さんの
髪を切りに行けば良かった』

と言ってみえたそうです。

髪が整えられた、とっ君を見て
最後に嫁さんに切ってもらえて
良かったと笑ってみえました。

義理を重んじたとっ君。

たくさんの人に愛された86年

亡くなって1か月後の今日
夕飯の話題の中心はとっ君でした。

こんな風にとっ君の事を書くと
また、お父さんの夢見ちゃうかな
やめてね、怖いから〜
( ̄▽ ̄)


という事で今日も笑顔の1日でした。